校門を出て、目の前にある坂を下っていき、数百メートル先に目立たないように待機している車に乗り込まれるーー。
これが悠仁さまの筑波大学附属高等学校(以下、筑附)からの下校のご様子だ。
「警備する側からすれば、学校の敷地内や校門の前で車に乗り降りしていただくほうが安全です。それにもかかわらず、登下校の際に数百メートル歩かれるようにしたのは紀子さまのお考えと伺っています。
ほかの生徒や保護者から“特別扱いされている”と過度に注目されないように留意されたのでしょう」(皇室担当記者)
だが筑附入学からすでに半年、紀子さまのご配慮のかいもなく、学校内での悠仁さまへの注目が減る気配は見られないという。
筑附に子供を通わせている保護者は本誌にこう明かした。
「筑附に皇族が入学したのは初めてのことです。また筑波大学とお茶の水女子大学の『提携校進学制度』を利用してのご入学という経緯もありましたので、どうしても注目が集まってしまうのです。最近も悠仁さまの“成績”のことが話題になりました」
筑附は前期・後期の2期制であり、10月に前期期末考査の結果が判明した。
「『現代の国語』、いわゆる現国の試験の点数がかなり低く、生徒たちが驚くほどだったのです。一般的には平均点の半分を“赤点”と呼びますが、そういったレベルの点数だと聞きました。
悠仁さまは東京大学進学を目指されているとも報じられていますし、また中学2年生のときに執筆された作文がコンクールで佳作に選ばれていることから、“国語はお得意”というイメージもあり、それだけに生徒たちの驚きも大きかったようです。
これまでも悠仁さまに関しては“成績がご優秀”という評判は聞いたことがありません。逆に“深海魚化”されているのではないかという心配の声が聞こえてきます」(前出・保護者)
■「親の見込みの甘さが深海魚問題を生む」と専門家
この保護者が語った“深海魚”とは受験業界でよく使われている言葉で、学校の勉強についていくことができず、深海に漂う魚のように成績が低迷してしまう生徒のことを指す。
筑附は’22年度には42人の東大合格者を輩出した東京都内でも屈指の名門校で、悠仁さまの同級生たちの学力も高いことは間違いない。
大手進学塾で講師を務めている女性はこう語る。
「名門とされる中高一貫校に編入する生徒は、特に成績優秀であることが求められます。中学受験を経て入学している生徒たちに遜色のない学力が必要となるからです。しかし高校編入後のテストで思うような結果を出すことができないうちに勉強の意欲を失い、成績の低迷が続いてしまうケースもあります。
そうした“深海魚”の親御さんの多くに、見込みの甘さが見受けられます。つまり『名門校に入りさえすればきっと大丈夫』『周りに触発されて勉強してくれるだろう』などと、お子さんのことをきちんと分析できていないのです」
悠仁さまの“東大進学”が報じられ始めたのは9年前、悠仁さまが7歳でいらしたころだ。
宮内庁関係者は次のように語る。
「トンボをはじめ、生き物に強い関心を示す悠仁さまのご進学先として、東京大学農学部を秋篠宮ご夫妻が意識されるようになったのです。ご夫妻には東大出身のお知り合いも多く、次第に計画も具体的になっていったそうです」
“東大猛進計画”により前向きでいらしたのは紀子さまだったというが、そのご姿勢に疑問を持つ国民も少なくなかった。
宮内庁関係者が続ける。
「提携校進学制度の基準や人数なども明らかにされず、“特別待遇ではないか”という声も上がりました。
またこれまで皇族を受け入れたことのない学校に悠仁さまが入学されることで、何らかの齟齬が生じるのではないかという危惧もありました。
たとえば、お父さまの秋篠宮さまが学習院高等科に在籍されていた当時、試験前には仲のよいクラスメートが“殿下のために”と、代わりにノートを借り集めていたそうです。けっしてよいことではありませんが、それだけ周囲の生徒たちが皇族を受け入れ、支えようとしていたとも言えます。
いっぽう悠仁さまについては、残念ながら筑附関係者たちの間では、入学試験会場でのご様子についてなどの“ネガティブな噂”ばかりが流れやすくなっているのが実情です。
学校選びや提携校進学制度の利用が、現時点では裏目に出てしまっている面もあるように思えます。紀子さまも後悔されていらっしゃるかもしれません……」