6月22日、記録的な数の雷が発生した米カリフォルニア州で、女性と飼い犬2匹が雷に打たれて死亡した。FOX11などが報じている。
アントニア・メンドーサさん(51)は、ロサンゼルス近郊のピコ・リヴェラで、22日朝9時頃に犬の散歩をしていたところを雷に打たれた。
保安官が駆けつけた時には、メンドーサさんも犬2匹も息を引き取っており、地面は落雷の衝撃でくぼんでいたという。
世界中の雷をマッピングしているヴァイサラ社の気象学者クリス・ヴァガスキー氏は、22日にカリフォルニア州全体で54329回もの落雷が起こったとTwitterで報告した。
これは、2017年9月8日に56059回を記録して以降最多だという。
今回の雷はモンスーン(季節風)が運んできた雨雲が原因だとFOX11は報じているが、例年のモンスーンシーズンは7月から9月が本番といわれ、「6月としては異常な出来事だ」とヴァガスキー氏は指摘している。
ピコ・リヴェラ市は、屋外の活動を控えるよう住民に呼びかけていた。現時点で、メンドーサさん以外の犠牲者は出ていない。