(写真:今年1月下旬、歌舞伎座の前で目撃した紀香)
「結婚して5年たちますが、いまや大変な評判。贔屓筋からの人気がすごいんです」(歌舞伎関係者)
片岡愛之助(49)との電撃再婚から5年。女優・藤原紀香(50)が梨園の妻としても存在感を増しているという。
結婚当初は、『女性セブン』に、“愛之助が望む「理想の妻」を梨園はゆるさない”と報道されるなどバッシングを受けていた紀香。
「義理の父親で人間国宝にもなった片岡秀太郎さん(享年79)も、『3年しかもちませんわ』と漏らしていました。有名な女優さんですから、“梨園の妻は務まらない”と勘ぐっていたのでしょう」(別の歌舞伎関係者)
’20年1月の『週刊新潮』のインタビューで、
《身内や先輩のお姉様方に教えていただいたり、お叱りを受ける事も。4年目になりますが、全てが勉強だと思っています》
と語っていた紀香。日々精進している接遇術には磨きがかかっていると前出の歌舞伎関係者は言う。
「愛之助さんが出演する公演の初日と千秋楽の際に、紀香さんは自らの仕事をセーブして、必ずロビーに和服で立っていますね。また結婚前から書道を習っており、ご贔屓さんへのお礼状は達筆です。お心づけに、そこまで高価なものではありませんが、屋号である松嶋屋の紋入りの手ぬぐいを贈るなど梨園の妻業が板についています」(別の歌舞伎関係者)
それだけでなく、紀香には接遇の“奥義”があるという。
■贔屓筋の個人情報を把握して…
「会場で、夫を支えてくれるご贔屓さんや関係者に挨拶して回るのは梨園妻として当然のこと。紀香さんのすごいところは、会場の外まで出迎えて、さらに何百人にもなるご贔屓さんの個別の情報が頭に入っていることです。
顔を見ただけで即座にその人の名前と情報を思い出し、『お孫さん大きくなられましたね』とか、『膝の具合はどうですか?』と声をかけるんです。ご贔屓さんは“あの藤原紀香が自分を認識してくれている”と大喜び。もっと紀香さんと話したいと、いつもご贔屓さんたちがロビーで囲んでいます」(後援会関係者)
紀香の“手腕”で観客も増えると前出・歌舞伎関係者は続ける。
「紀香さんが来場する愛之助さんの公演の入場者数は、来ないときと比べ2割増しになるそうです。すでに三田寛子さん(55)を超えたと松竹も大喜びだとか……」
紀香の頑張りは、5月23日に亡くなった秀太郎さんにも伝わっていたと前出の歌舞伎関係者は語る。
「この2~3年は“できた奥さんだ”と認めていました。最後には感謝も口にしていました」
6月28日に50歳を迎えた紀香。愛之助も惚れ直す、新たな顔をまだまだ見せてくれそうだ。