「現時点で9名の女優が、榊監督による性加害を『週刊文春』に訴えました。『蜜月』は“一旦”公開中止となり、今月15日に公開予定だった榊監督による『ハザードランプ』も劇場公開の中止が発表され余波が広がっています。さらに榊監督の“盟友”ともいわれる木下ほうか(58)さんによる性暴力も、2名の女優が同誌に告発しています」(映画関係者)
榊氏の報道を受けて、3月18日には是枝裕和氏(59)や諏訪敦彦氏(61)、西川美和氏(47)ら日本映画界の監督陣が声明を発表し、こう宣言している。
《私たちには、自らが見過ごしてきた悪しき慣習を断ち切り、全ての俳優、スタッフが安全に映画に関わることのできる場を作る責任があります。そのために何ができるかを考え、改善に向けたアクションを起こしてゆきます》
そんななか、4月4日に新たな告発が「週刊女性PRIME」で報じられた。
それは、映画『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』など、数々の話題作を輩出したことでも知られる園子温監督(60)だ。昨秋にはニコラス・ケイジ(58)主演の『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』で、ハリウッドデビューを果たしたことも記憶に新しい。
記事によると、女優Aさんは園氏が、《普段から“女はみんな、仕事が欲しいから俺に寄ってくる”と話していました》《“主演女優にはだいたい手を出した”とも》と発言していたことを証言。別の女優Bさんは園氏からホテルに呼び出され、“仕事をあげる”と言われたことで性的関係を持ったという。
さらに元女優Cさんも10年前に起こった出来事を告発。とある女優に誘われて俳優仲間が集まる飲み会に参加したことをきっかけに、Cさんは後日、園氏のマンションへ行くという展開に。そこで園氏から無理やりキスをされたり、押し倒されたりしたなど、生々しい経験を告白している
■「本当なら最低」「事実なら今後は観ない」
今回、3名の女性から告発された園氏。しかし「週刊女性」の取材には「何の話ですか」「知りませぇん」と答え、女性たちによる告発を「ありえないですね」と否定している。
いっぽう、園氏の映像製作会社「シオンプロダクション」は、この報道の3日前の4月1日付けで《関係者各位の皆様にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。事実関係を整理して、改めて発表いたします》と、何の件についてかは触れていないものの、お詫びコメントを発表している。
だが、ショッキングな報道内容にSNS上では波紋が広がっており、「事実ならショック」との声が相次いでいる。
《恥を忍んで言うと、園子温のファンだった。冷たい熱帯魚も、ヒミズも、希望の国も、地獄でなぜ悪いも感動した。僕が観たかった邦画ってこれだったのかって思った。でも、性加害の報道が事実なら今後は観ない。作品に罪は無いかもしれないけど、レイピストが作った映画で得られる感動は僕に必要ない》
《園子温監督の話が事実なのかどうか分からないけど、内容がきつすぎ。そして私が知ってる身内の中でもこう言う話が出るぐらいだからもっとリテラシーなり、業界の体制を整えていって欲しいです》
《園子温監督作品のあの雰囲気好きだったからショックとともにどこかで納得もあり。。本当なら認めて邦画界全体で改心しよう。。。声を上げた方を全力で応援したい》
《本当なら最低ですね。。。》
果たして園氏は、一連の告発とどのように向き合うのだろうか。