(写真提供:宮内庁)
「いよいよ悠仁さまの中学校生活も、あと2カ月あまりになりました。以前から注目されてきたご進学先ですが、筑波大学附属高等学校で間違いないようです」
そう語るのは皇室担当記者。
悠仁さまが現在通学されているお茶の水女子大学附属中学校は高校からは女子高となる。そのため他校へ進学せざるをえないのだが、ついに選択されたのが、都内でも屈指の難関校だというのだ。
前出の皇室担当記者が続ける。
「お茶の水女子大学と筑波大学が’17年に設けた『提携校進学制度』を利用されると思われます。学力テストではなく、面接や書類審査などにより、お互いの附属校への進学が可能となる制度です。
この制度自体が5年間と適用期間が限られており、“悠仁さまのために用意された”ともいわれています。昨年、悠仁さまの作文が福岡県北九州市が主催する作文コンクールで佳作に選ばれました。そういったことも審査ではプラスポイントになるのではないでしょうか」
秋篠宮さまは昨年11月の記者会見で、悠仁さまの近況についてこう語られている。
「1年前と比べると机に向かっている時間が格段に長くなっているんですね」
悠仁さまも進学を前に、ご準備に余念がないようだ。秋篠宮家に近い人物も次のように語る。
「小学校時代から優秀な先生が、秋篠宮邸で悠仁さまの勉強の指導をしています。お茶の水女子大学附属中学校での成績もかなり優秀と伺っていますので、提携校進学制度で高校に進学されても心配はないと思われます」
■改修中の秋篠宮邸の周辺には希少な昆虫が
悠仁さまにとって“春の変化”は、高校ご進学ばかりではない。3年前から大規模改修拡張工事が進められている秋篠宮邸も、もうすぐ完成予定なのだ。
前出の皇室担当記者によれば、
「もともとあった秋篠宮邸と近くにある『赤坂東邸』を、それぞれ改修し、渡り廊下で結びます。秋篠宮邸は、かつては秩父宮邸として利用されており、築50年ほど。かなり大規模な改修が必要とのことで、拡張工事も含めて、総工費は33億円と発表されました」
同じ規模の建物を新築するよりは工費はかからないというが、秋篠宮さまも紀子さまも“工費が高すぎる”という非難の声が上がることを懸念されているという。
宮内庁関係者はこう語る。
「確かに33億円というと、かなりの豪邸のように思えます。しかし内装などに関しては秋篠宮ご夫妻は“できるだけ簡素に”というお考えなのです」
だがこの改修工事に関して、秋篠宮さまと紀子さまが、強くご意向を示された点があるという。
「“可能な限り生態系を崩さないように”と、指示されたのです。緑が豊かな赤坂御用地のなかでも、秋篠宮邸の周辺には、多くの動植物が生息しています。特に昆虫は一般的な図鑑では見つけられないような希少種もおり、巨大なバッタが跳びはねたりしていて、工事関係者たちを驚かせているそうです」
■東大進学を選べば“国民と競争する”ことに
このご指示は秋篠宮ご夫妻の教育方針とも関係しているという。前出の秋篠宮家に近い人物は、
「悠仁さまは生物に深い関心をお持ちなのです。筑波大附属高校からの進学先も東京大学農学部をはじめとした、生物学を研究することができる大学になると思われます」
“新居にこだわらない”秋篠宮ご夫妻が唯一こだわられているのが、悠仁さまの教育環境なのだ。
「秋篠宮ご夫妻の周囲からは、数年ほど前から“悠仁さま東京大学入学計画”が漏れ聞こえており、今春の筑波大附属高校進学もその一環といわれています。ちなみに’21年度は筑附から29人が東大に合格しています。
悠仁さまのお部屋は、’06年のご誕生の際に、予備の部屋を改修したもので、6〜8畳ほどと報じられました。しかし東大を目指す教育環境を整えるのであれば、お姉さまの眞子さんも結婚し、そのスペースも空きましたので、改修を機に広く、より快適になる可能性も高いでしょう」(前出・皇室担当記者)
秋篠宮さまも紀子さまも学習院ご出身。また天皇家の長女・愛子さまも学習院大学に入学された。それにもかかわらず、なぜ悠仁さまには“高学歴”を望まれているのだろうか。
「お代替わりの前から“なぜ天皇陛下の長女である愛子さまが将来の天皇になれないのか”という声が高まることは予測できていました。さらに眞子さんの結婚問題もあり、愛子天皇待望論が強まっています。お母さまの紀子さまの立場からすれば、“悠仁さまの優秀さ”を国民に示す必要があると焦っていらっしゃるのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
だがこの“愛子さま超え学歴”を目指すことは“危険な賭け”でもあるという。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、
「悠仁さまのお気持ちは尊重されるべきだと思います。しかし将来の天皇となられる方が東大を目指すとなると、受験などで国民と競争する形になってしまい、好ましくありません。推薦で入学されるとしても、“特権を行使したのでは”という国民の不信感は残ってしまうでしょう」
国民が賛同するご進学先を探すべきなのか。それともある程度の批判は覚悟のうえでも高学歴を目指すべきなのか。完成間近である新居の“東大ルーム”を眺める紀子さまのお心も揺れていることだろう。