「昨今ね、いろんな意見があります。いろんな出来事があって、それにいろんな意見がついて回る。そういう時に1人がコメントすると、ちょっと偏ったコメントになるんですよね」
2月26日に更新されたYouTube動画で、こう語ったのはお笑いコンビ・霜降り明星の粗品(31)。今月に入ってから「SNSニュース斬った」と題して、1週間の間に起こったニュースをYouTubeチャンネルで取り上げている。
そんな粗品は「1人賛否」のスタンスを掲げており、冒頭のコメントに続けて「『粗品はこれのことについて、こっち派で喋ってたぞ』みたいな、僕はあんまりそういうのを出したくないので、どっちの意見も1人で言ってみます」と意気込みを語った。
今回で2回目となる“ニュース番組”で、粗品がトップに扱ったのはお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史(53)が活動再開したこと。
昨年10月に東京都渋谷区の交差点で当て逃げ事故を起し、活動を自粛していた藤本。道路交通法違反の疑いで警視庁に書類送検され、今年1月に東京簡易裁判所から罰金2万4000円の略式命令を下されたと報じられた。今月23日に更新されたコンビのYouTube動画では、相方の原西孝幸(52)とともに騒動を謝罪。藤原は、「1つ1つの仕事を真剣に取り組んでいき、信用してもらえるように頑張っていきたいと思います」と語っていた。
粗品は藤本の復帰に際して吉本興業が発表した声明を読み上げ、「藤原さんのYouTubeでもね、謝罪動画も出してましたね。見ました!」とコメント。その上で、“賛”の意見をこう語った。
「僕は言うても、藤本さんの後輩にあたりますから。お笑い、テレビ、チームですから。面白いことを言う仕事ですから、また共演できたら嬉しいと思っています。はい。藤本さん先輩なんで。後輩の僕が、こんなん言うのはアレなんですけど、一緒にまたちょっと頑張っていきましょうみたいなことなんですかね」
■先輩芸人の藤本を「復帰早ない?」「パンパンに太ってた」と痛烈批判
ところが粗品は「ただぁ!」と大声を張り上げ、「まだちょっと復帰早ない?」とカメラを直視。藤本が活動自粛していた期間を指折り数え、「4カ月ぽっち?えぇ~?早いですね~。復帰ちょっと早いかな」と苦言を呈したのだった。
急転直下で藤本をディスった粗品は、「我が社の先輩ということで、(中略)これ偏ったら良くないから、肩入れしすぎたかなというので、ちょっとバランス取ってます」と説明。そして再び、「復帰早ない?まだやろ~?まだ藤本さん画面で見て、吐き気催す人とかおるやろ~?なぁ?」と批判していた。
そんな粗品のツッコミは、止まらない。藤本の謝罪動画に対しても、「少し三脚が低かった~」「何あの目線。少し三脚低いぞ~、あれ。なんか目線合わへんねん。変な三脚でした」とダメ出し。藤本の外見も「活動自粛されてた割には、こう……顔がパンパンに太られていたっていう、その……」と指摘し、こうイジっていた。
「何かね、やつれられて……。いや、それが全てじゃないですけど、『なんか伝わるな』みたいなあるじゃないですか?(でも)パンパンに太ってた。流石や」
いっぽう藤本の今後の活動も気にかけているようで、「藤本さんの芸風とか、あの人どうなんの?ほんで。人をイジることばっかりしてた人やから。あと『誰がそれ覚えてんねん』みたいな、マイナーなニュースのことも掘り起こして言うみたいなのが、面白かった人じゃないですか」と心配していた。
藤本に関しては“否”の比重が大きかった粗品だが、動画のコメント欄やSNSでは共感の声が集まっている。
《初手フジモンやるのは素晴らしい》
《たしかに。この期間の自粛になんの意味があるのだろう》
《復帰早ない。ワシも早いと思う そして粗品ウケる》
《わし小学生の時に超合金のファンになってそこから今までフジモンが1番好きな芸人やねん そのフジモンにこない上から物申す粗品が面白すぎてフジモン超えた 復帰早いわw》
動画の再生回数次第では、“ニュース番組”が毎週月曜にレギュラー化する可能性も示唆していた粗品。テレビのワイドショーを上回るほどの勢力となるだろうか。