5月3日、小栗旬(39)が『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演。そこで、密着取材を行ったディレクターへの小栗の“神対応”が話題を呼んでいる。
『プロフェッショナル』は毎回ある仕事のプロフェッショナルに密着するドキュメンタリー番組。この日の放送では、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に北条義時役で主演する小栗の素顔に迫った。
20年12月から始まった長期の密着取材。大河スタッフとの会議やクランクインなど順調に撮影へと向かっていくなか、21年7月のある日、密着していたディレクターの妻が明日出産だと小栗は知ることに。すると、「帰りなよ」と自身の密着から離れ、出産に立ち会うようディレクターに促した。
しかし明日は『鎌倉殿』第1話の1シーン目の撮影という重要な局面。ディレクターは「家庭のことでロケの機会を逸する(という)ことが、いい(ドキュメンタリー)作品を作っていない(ことになる)のでは」と心中を吐露。
そこで小栗は、「わかるよ、その気持ちは」「自分もどっちかというと、そういうふうに思うタイプ」とディレクターの心中を気遣いつつ、「かといって、全力で家族と向き合って(いる)素晴らしい俳優がいないかといったらそうでもない」と出産立ち会いを勧めた。
さらに、その後、小栗の妻・山田優(37)からも電話が。山田もディレクターの状況を知り、「絶対そっちがいいと思う。超いい経験になるんじゃない? 出産より(大事な)ドラマはないから大丈夫」とディレクターに語りかけたのだ。
小栗夫妻からの説得の甲斐もあり、ディレクターは出産立ち会いのため一度密着取材から離れることを決断。ディレクターが不在の間は小栗のマネージャーがカメラを回す様子が放送された。
ディレクターの“仕事を全うしたい”という気持ちを汲み取りつつ、一生に一度しかない子供の誕生に立ち会うことを勧めた小栗。そんな小栗の気遣いに視聴者からは賞賛の声が相次いだ。
《ドキュメンタリーのスタッフに、自分の撮影より奥さんの出産に立ち会えと説く小栗旬さん素晴らしいです》
《小栗旬の株も上がったけど山田優の株が天井まで上がりました》
《この対応がまさに人間としてプロフェッショナル。人に寄り添うことのできる人ですよね》