2月14日付で所属事務所「ユマニテ」を退所した東出昌大(34)。15日、同事務所の畠中鈴子社長は約500字に及ぶコメントを発表。‘20年1月に唐田えりか(24)との不倫が報じられて以降、同事務所は東出が俳優として再生する可能性を模索してきたという。
しかし、続く文章には《昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上 共に歩くことはできないという結論に達しました》と記している。
「東出さんは昨年10月、20代女性との熱愛が『週刊文春』に報じられました。さらに東出さんは撮影で滞在していた広島県呉市のホテルにまで、その女性を呼び寄せていたのです。この事実を知った事務所は『不見識な行動』と激怒。これまで守り続けてくれた事務所に対して、東出さんは恩を仇で返してしまいました。今回の退所は自業自得とも言えるでしょう」(芸能関係者)
東出が同事務所に所属したのは‘12年。同年8月公開の映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューを果たし、翌‘13年には元妻・杏(35)との出会いのきっかけとなったNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』にも出演。同事務所のサポートを受けながら、徐々に俳優として頭角を現していった。
「もともと東出さんはモデル出身です。高校生の時にメンズノンノ専属モデルオーディションに参加し、グランプリを獲得。その後もパリ・コレクションに出演するなど国際的にも活躍していたのです。ですが『桐島、部活やめるってよ』のオーディションを機に、俳優への意欲が膨らんでいったそうです。東出さんは当時所属していたモデル事務所に『今後は役者としてやっていきます』と告げ、撮影終了後にユマニテに移籍したのです」(プロダクション関係者)
■杏との広がる“格差”……
その後‘15年に杏との結婚を発表し、3人の子供にも恵まれ公私共に順風満帆だった東出。だが唐田との不倫を原因として、‘20年夏には杏との夫婦関係に終止符を打った。一連の騒動から2年が経つが、同じ業界で活躍する杏との“格差”は広がるばかりだ。
杏は昨年10月期の『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)で、2年ぶりに連ドラ復帰。同時期には出演映画『CUBE 一度入ったら、最後』も公開され、今年4月に公開を控える映画『とんび』でも主要キャストとして名を連ねている。さらにプライベートでは、“長年の夢”も叶えようとしているようだ。
「杏さんは憧れだったパリへの移住計画も着々と進めています。フランス語や英語を勉強していると話していましたが、昨年末にはパリへ“下見旅行”にも行っていました。帰国後、レギュラーでナレーションを担当している『世界遺産』(TBS系)の収録もあったそうですが、隔離期間だったためリモート形式で行ったと聞きました。フランスに移住してもナレーション収録は現地からできるので、今後もレギュラーを続けられます。仕事面での心配はいらないでしょう」(前出・芸能関係者)
一方で東出も1月14日に公開された『コンフィデンスマンJP 英雄編』が、公開3日間で観客動員数41.4万人、興行収入5.9億を超える大ヒットを記録。しかし自らが主演する舞台『悪魔と永遠』は、“大コケ”だったという。
「以前は出演舞台で高い集客力を誇っていた東出さんですが、今回は約400人の会場で週末でもあまり観客が入らず、3分の1ほど空席になる日もあったようです」(舞台関係者)
そんな東出は杏に支払っている養育費が“1人あたり月1万円”というほど、金銭的にも余裕はないようだ。
「不倫に伴う東出さんのCM違約金は3億円ともいわれています。騒動以降、映画出演は続きましたが、CMオファーは途絶えています。年間4千万円だったCM出演料を3千万円に下げても、手を挙げるクライアントはない状態でした。
そんな状況での新恋人報道に、杏さんも『養育費もあまり払っていないのに……』と漏らしていました。いっそうイメージが悪化してしまった東出さんは、独立後も地上波ドラマやCMに起用される可能性は低いでしょう」(テレビ局関係者)
事実上、事務所からも見放された東出。果たして、“茨の道”を抜けて再生することができるのだろうか。