2月14日、「世界青年の船」参加者の若者と英語で懇談された(写真提供:宮内庁)
秋篠宮家の次女・佳子さまは2月14日、赤坂御用地にある赤坂東邸で、日本と世界各国の若者が船で旅をする国際交流事業「世界青年の船」の参加者らと懇談された。約1時間にわたって、来日した各国の若者と英語でやりとりし、旅の様子や感想を熱心に聞かれていた。
「佳子さまは、海外から来日した賓客とも通訳を介さずに英語でお話しされます。昨年10月にはブータンの王女らと、12月にはベルギーのアストリッド王女と、秋篠宮ご一家は面会されていますが、この時も英語で懇談されています。
2019年、千葉県・宮内庁新浜鴨場での伝統のカモ猟を紹介する恒例行事では、招待された諸外国の駐日大使夫妻らを英語で接待されていました。いまでこそ、ご公務で流ちょうな英語をお話しになりますが、かつて佳子さまは英語に苦手意識を持っておられたのです」(宮内庁関係者)
2013年4月、佳子さまは学習院大学文学部に入学された。秋篠宮ご夫妻の知人はこう明かす。
「そのころ“英語の授業で見かけないね”という話が囁かれるくらいに、佳子さまが英語の授業に出席されているお姿が見られないと大学内で話題になっていたそうです。じつはこのころ、佳子さまは『英語なんて大嫌い』とおっしゃっていて、あまり勉強されていなかったというのです。
この年の8月に、アメリカのマサチューセッツ州ボストンにいるご夫妻の知人宅に1カ月ほどホームステイされました。この体験は海外へのご関心を強めるきっかけになったそうで、帰国された佳子さまの笑顔にも充実感が満ち溢れていたように感じました。それ以降、まるで人が変わったかのように英語を猛勉強されるようになったと聞きました」
翌年に学習院大学を退学し、姉の眞子さんが学ばれていた国際基督教大学(ICU)のAO入試を受けて合格された佳子さまは、2015年から同大教養学部で学ばれ始めた。
「眞子さんも担当していた家庭教師に英語の“特訓”を受けられ、佳子さまの英会話のレベルもメキメキと上がっていったと聞いています。また、ボストンでの経験や、多くの留学生が学ぶICUでの学びも、学習へのモチベーションとされていたのでしょう。
なによりも、成年皇族として国際親善に携わられるなかで、世界各国の人々と心を通わせるために、英語を身に着ける重要性を痛感されたのだと思います。こうした努力の成果が、最近のご公務への積極性に表れているといえるでしょう」(前出・宮内庁関係者)
佳子さまがご公務で魅せられる輝かしいほほ笑みは、たゆまぬ努力によって磨かれていたのだ。