石原さとみ(34)と綾野剛(39)がダブル主演を務めているラブコメ『恋はDeepに』(日本テレビ系、水曜夜10時)。《#恋ぷに》というハッシュタグもSNSで話題となっているが、視聴率は“失速”気味だ。初回こそ視聴率10.5%を記録したが、第2話8.9%、第3話8.3%と一桁台に。5月5日に放送された第4話も視聴率は8.6%と、わずかに回復するにとどまった。(数字はビデオリサーチ調べ/関東地区)
同作品は、石原演じる“魚オタク”の海洋学者・渚海音と、綾野演じる御曹司・蓮田倫太郎の運命的な恋の行方を描いている。2人に加え、今田美桜(24)ら今をときめく俳優たちが出演しているにもかかわらず、勢いを失ってしまったのはどうしてなのか。ドラマウォッチャーのさっちゃんはね♪さんは、こう分析してくれた。
「みんなが見たい綾野剛さんと、倫太郎の役柄にギャップがあるのかもしれません。綾野さんといえば、昨年の大ヒットドラマ『MIU404』(TBS系)で見せた、“熱血・真っ直ぐ・いいヤツ!”というイメージが強烈に残っています。倫太郎みたいに、ツンデレなのに女々しいような役柄には、『う~ん、コレじゃない』と思う人が多いのではないでしょうか。劇中では、母を亡くしたことにまつわる記憶や、家族との確執が見え隠れしていますが、どことなく“マザコンオーラ”が倫太郎から漂ってくるのも一因かもしれません」
第4話では、海音と倫太郎の関係が発展。海音が倫太郎に「私、人間じゃないの」と告白するシーンは《もしかして海音って人魚?》などさまざまな憶測を呼んだが……。
「物語がファンタジー路線であるため、観ている視聴者の“等身大“に当てはまらない。ラブコメではありますが、共感しにくく、視聴者が“宙ぶらりん”になってしまっている感は否めません」
第1話の無料見逃し配信は300万回をこえて、日本テレビの歴代1位の記録を出すほど話題を呼んだ『恋ぷに』。視聴率回復のカギは、綾野演じる倫太郎が握っているかも。