《この角度、麻央かな? とふと思う。楽屋入りでございます》
新春、長女・麗禾ちゃん(7)の後ろ姿をブログで公開してこうつぶやいた市川海老蔵(41)。現在、海老蔵は東京・新橋演舞場『初春歌舞伎公演』に、麗禾ちゃんと長男・勸玄くん(5)とともに親子3人で初共演している。麗禾ちゃんは小学1年生だ。
「舞台の稽古で多忙でしたが、冬休みの宿題も遅れることなく提出していました。平日は学校に通ってから劇場に来ています。麻央さんに似て、学校の成績も優秀なんです」(後援会関係者)
公演中の海老蔵一家が特に気を配っているのは2点。風邪をひかないこと、そして怪我しないこと。
「公演時の海老蔵さんには“定番”メニューがあります。朝はステーキ、サーモンに山盛りサラダ。昼は鶏だんご鍋。毎日『風邪の予防にはねぎがいいから!』と、山ほど鍋に入れて楽屋で子供たちと一緒に食べています。 子供たちが出番を終えてひと足先に自宅に帰ると、麗禾ちゃんが手料理を用意してくれる日もあるようです。卵焼きを作ったり、料理は本当に好きみたいですよ。“少しでも麻央さんの代わりを”という意思があるんだと思います」(歌舞伎関係者)
海老蔵は親子3人で同じ舞台に立つことに感無量だという。
「子供たちは2人とも本当にお芝居が大好き。ほかの人のせりふも自然に体に入っていて、帰宅後も海老蔵さんの前で“歌舞伎ごっこ”をしています。麗禾ちゃんが勸玄くんのせりふを言って、役を交代して演じる日もあるそうです」(前出・歌舞伎関係者)
海老蔵の今の悩みは勸玄くんの体力。昼の部を終えて食事をした勸玄くんが昼寝をして、そのまま熟睡して起きない日があるという。
「弟子たちが必死で『坊ちゃん、坊ちゃん!』と起こしています。勸玄くんの目の下のクマが消えないようで、海老蔵さんも“さすがに疲れているのかな”と心配していました」(前出・後援会関係者)
海老蔵は子供2人の歌舞伎の実力を認め、“自分の幼少期をもう超えている”と感じているそうだ。
「初日に衣装をまとった子供たちを見た海老蔵さんは“つくづく麻央さんに見せたかったな”と感じ入っていたそうです。初日を終えた勸玄くんも『ママもお空で見てたよね!』とほほ笑んでいました。楽屋の床の間には麻央さんの笑顔の写真が飾られており、子供たちは、お母さんの見守るなか、鏡台を仲よく並べて一緒に支度をしています」(前出・歌舞伎関係者)
麻央さんの遺影が、親子3人共演の最大の活力源のようだ――。