今年も7月13日から、サマージャンボ(1等・前後賞合わせて7億円)が発売。今回、本誌が注目したのは、億を当てた人の宝くじの保管場所。実際にジャンボで億が出ている売り場の販売員さんに、当てた人が購入した宝くじをどこに保管していたか、全国の売り場を徹底取材してみた。
北海道「大通地下チャンスセンター」(札幌市中央区大通西3-10-1)で’02年年末2等1億円を当てた女性は、タンスの上の両親の写真の前に置いておいたとか。
「両親が商売に失敗されてたいへんご苦労をされたそうで、その恩返しかもと話されていました」(大川哲生店長)
つづいては、’18年サマーで1等と後賞6億円が出た静岡県「寿屋杉本商店」(沼津市上土町85)。
「1等5億円を当てたのは50代の男性でした。抽せん日までは、金運がいいとされる西の方角を向けて、家の長押に立て掛けて保管していたとか。当せんがわかってから、銀行へ換金に行くまでは、押入れの冬物の布団の間に大切に保管していたそうです」(店主・杉本孝さん) この売り場は今年3月にロト7で1等10億円も出て現在、絶好調。10億円を当てたのは、常連の男性だったという。
■自宅の七福神の絵の額の裏に保管していたら
和歌山県「和歌山元寺町チャンスセンター」(和歌山市元寺町5-55)では’18年サマーで1等・前後賞合わせて7億円が出たが……。
「1等と後賞合わせて6億円を当てたのは70代のご夫婦。いつもこの売り場でジャンボを買っていて、知らずに当せんくじを持ってこられて、売り場で調べて当せんがわかりました。6億円当せんとお伝えするともう放心状態でしたね。そのご夫婦は、自宅に七福神の絵の額を飾っており、その裏にいつも置いて保管しているそうです。『最後は神頼み』と話していたのが印象的です」(成澤暢彦店長)
長崎県「東長崎イオンチャンスセンター」(長崎市田中町1027-8)で、’18年ハロウィン1等3億円を当てたのは60代の男性。
「抽せん日の翌日にご夫婦で当せんくじを持って、売り場に確認にきました。保管場所を尋ねたら、なんでも自宅の床の間にヒノキの切り株の置物があって、毎回、買った宝くじはその上に置いているそうです。その宝くじの上には、ゲン担ぎに、重しとして、東北で買った五円玉を使った飾りを必ずのせていると聞きました。やはり、億招きには、こだわりを持って保管することが大事なんだなと教わりました」(岩月寛和店長)今回のサマー、あなたはどこに保管して7億円を狙いますか?