9月27日、女優の竹内結子さんが亡くなったと報じられた。40歳だった。
各メディアによると、同日未明に渋谷区内の自宅マンションでぐったりしている竹内さんを家族が発見。搬送先の病院で死亡が確認された。自殺の可能性もあるとして、現在捜査中だという。
今月14日には芦名星さん(享年36)、20日には藤木孝さん(享年80)の訃報が報じられたばかり。三浦春馬さん(享年30)の死から2カ月余りーー。著名人の死が続いていることに、悲嘆が広がっている。
《三浦春馬さんも、芦名星さんも、藤木孝さんも、竹内結子さんも。 まだ死んじゃいけない人たちが旅立っていく この悲劇の連鎖を止めてほしい》
《俳優さんの自ら命を断つ連鎖が切なすぎる。これがまた新たな引き金にならないことを祈るしなかい》
竹内さんは、96年に『新・木曜の怪談Cyborg』(フジテレビ系)でデビュー。99年のNHK連続テレビ小説『あすか』では、ヒロインを演じて注目を浴びた。
01年の『白い影』『ガッコの先生』(どちらもTBS系)では、演技力が評価されエランドール賞新人賞を受賞。
さらに映画『黄泉がえり』(03)、『いま、会いにゆきます』(04)、『春の雪』(05)でも、3年連続で日本アカデミー優秀主演女優賞に輝いた。
2000年代を牽引する女優として、華々しいキャリアを築いた。
近年では19年5月に公開された映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』に出演し、今年7 月23日に公開された第2弾『プリンセス編』も続演。両作品では、三浦さんとともに主要キャストとして活躍した。
「竹内さんと三浦さんは、劇場版から登場しました。竹内さんは長澤まさみさん(33)演じるダー子の憧れ詐欺師・スタア役。三浦さんも爽やかな笑顔で作品に華を添える恋愛詐欺師・ジェシーを演じました。『ロマンス編』では、竹内さんと三浦さんの艶のあるシーンも大好評でした。
8月13日に行われた『プリンセス編』の舞台挨拶では、長澤さんが第3作目となる『英雄編』の制作決定を発表。竹内さんは『次作もぜひ出演したい!』と楽しみにしていました。主要キャストを2人も失った悲しみは計り知れないでしょう……」(映画関係者)
竹内さんの訃報を受け、『ロマンス編』でのメイキング映像が注目を集めている。竹内さんが三浦さんと笑い合いながらアイスを食べるシーンだが、セリフは使われないため全てアドリブだったという。
三浦さんが「特別な味わいだね、2人で食べると」と語ると、「バニラでよかった?」と問う竹内さん。すると三浦さんは「バニラでよかったよ」「これ以上ないスイート感だ」と歓喜。竹内さんも「私たちも結構スイートじゃない?」と嬉しそうに笑みを浮かべている。
この動画はTwitterで拡散され、追慕の声が寄せられている。
《竹内結子さんと三浦春馬さんのコンフィデンスマンJPの撮影でのアドリブ共演シーン。この映像に写ってる2人は、もう2人ともこの世にはいないとは......》
《竹内結子さんと三浦春馬さんのアドリブ映像が大好きだった… まさかどちらもこんな早くお亡くなりになられるとは思ってもみなかった…》
《2人の息の合ったアドリブ...。 辛いよ...》
厚生労働省は悩みを抱えている人に、相談窓口の利用を呼び掛けている。相談は「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」や「いのちの電話(0570-783-556)」へ。