焼肉店「牛宮城」を今年3月にオープンさせるべく、準備を進めている宮迫博之(51)。しかし資金が足りず、趣味で収集していた高級時計を売却せざるを得ないほどの苦境に立たされているという。
宮迫は1月6日にYouTubeチャンネルを更新。内装業者との打ち合わせの様子を公開し、「床に大きな配管が流れており、至るところに凹凸がある」「壁から砂が落ちている」などいくつかの修正箇所が挙げられた。だが、ビルの構造や夜間工事といった特殊条件に加え、短納期ですべての箇所を手掛けるとすれば「2、3千万円はかかる」とのこと。
内装業者との打ち合わせ後、宮迫は“コンサルタント”である焼肉店経営者の本田大輝氏と実業家の本間儀彦氏に「現実問題、貯蓄から出すっていうのでは足らないと思う」と窮状を吐露。しかし妥協することはせず、「お金作りますわ」「もともと趣味で集めてたもんですけど、時計を売ります」と切り出したのだった。
そして「売ったらダメなもんもあるんです。もちろん人に譲ってもらったとか」と言いつつも、「売ってなんぼか作ったら、今あるお金と足したら2、3千万は何とかできると思います」と語っていた。
動画のコメント欄には、《もう引けに引けない所まで来てるんだろうな》《大好きな時計を売るとは…ちょっと胸が痛い…》など心配する声が相次いでいる。
■「芸人時計部」の会長を務めるほどだった
宮迫といえば、芸人時代から熱心に高級時計を収集していた。
「時計好きの芸人を束ねた『芸人時計部』の会長を務めるなど、腕時計マニアとして知られていました。家計を管理していた妻に注意されながらも、パテック・フィリップやオーデマ・ピゲ、リシャール・ミルといった1千万円越えの超高級時計を買いそろえていたようです」(芸能関係者)
’18年8月号の『ゲーテ』に掲載されたインタビューでは、その“豪奢ぶり”をこう語っていた。
《会長の僕が飛ばしすぎて、みんなついていかれへんと。この間、税理士経由で嫁に今まで時計に使った金額がバレて、罵倒されました》
一方、宮迫が熱心に高級腕時計を収集していたのは、“いざという時”のためでもあったという。
「好みの腕時計以外にも投機目的で買うこともあったようです。親しい投資家から『今後価値が上がるよ』と言われた時計を買っていたと聞いています。
会うたびに着けている腕時計が変わっていて、後輩たちに見せびらかすことが多かったです。芸人仲間との飲み会でも、宮迫さんは口癖のように『お金がなくなったらこれ売るわ!』と嬉しそうに腕時計を自慢していました」(後輩芸人)
昨年12月11日、YouTuberのヒカル(30)のチャンネルに登場した宮迫。ヒカルから焼肉店を開店させるにあたって懐事情を問われると、「大丈夫じゃない」「2年前の騒動以降、前の年の税金をガッポー持っていかれたので貯金自体がだいぶヤバいんですよ」などと明かしていた。
“最後の切り札”に手を出さざるを得ないほどの苦戦ぶりだが、その行方に注目が集まっている。