連日報じられているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。各メディアによると、ロシアとの関係が深いベラルーシもウクライナへ派兵する可能性があるといい、岸田文雄首相(64)はベラルーシに対する制裁措置も検討しているという。
日本国内でも反戦ムードが高まるなか、思わぬ曲が“再注目”されている。それはSMAPが2005年に発売したシングル「Triangle」。音楽配信サイト「レコチョク」で2月28日現在、デイリーランキング2位に急浮上しているのだ。
NHK連続テレビドラマ小説『カムカムエヴリバディ』の主題歌「アルデバラン」や、人気アニメ『鬼滅の刃』遊郭編のオープニングテーマ「残響散歌」など、話題の楽曲がランクインするなか、2位に食い込んだ「Triangle」。
なぜ17年前の楽曲がこのタイミングで注目を浴びているのだろうか? ある音楽関係者は次のように語る。
「『Triangle』はSMAPの38枚目のシングルとして発売され、テレビ朝日系のスポーツ中継のテーマソングとして起用されました。NHK『紅白歌合戦』では3回も歌われた名曲です。
悲惨な戦争の歴史を語り継いでいくことこそが戦争を知らない世代の使命だと警鐘を鳴らすようなメッセージ性の強い歌詞で、終戦記念日近くに放送された『SMAP×SMAP』ではSMAPがこの歌を披露したこともありました。
また、英雄とされるような人物も名もなき市民も等しく尊い命だと訴えかけるような歌詞もあります。一方的なウクライナへの侵攻が連日報じられている状況で、改めてこの曲の持つ“メッセージ”が多くの人々に響いたのではないでしょうか」
“国際法違反”とも指摘されているロシアによる軍事侵攻に直面し、インターネット上では「今こそこの歌を」と平和を切に願う声が相次いでいる。
《SMAPの歌声が脳内を何度も何度も駆けめぐる。その度に心がぎゅっとなる。心から、平和を願います》
《ウクライナのニュースを見ていて、SMAPの『Triangle』を聴きたくなって聴いた。このほしに命を授かったことが奇跡なのに。悲しい》
《朝からTriangleをきいて、ウルウルしながら出勤。どんな理由があったとしても戦争は絶対にダメ》
どうか、この歌が侵攻を実行している人々にも届くといいのだが。