滝沢秀明(40)のジャニーズ事務所副社長退任に、King&Princeメンバーの3人の来年退所発表。立て続いたこれらのニュースで“元ジャニーズ”ににわかに注目が集まりつつある。
ジャニーズ事務所にはデビュー組以外にもジャニーズJr.が常に数百人単位で所属している。活動期間や、人気、知名度はさまざまだが、それだけにJr.たちの“その後”はバラエティ豊かだ。
本誌の取材に応じてくれたのは元Jr.で、ホストに転身した桜木優美叶さん(22、名前は源氏名)。
「’16年4月から1年ぐらいJr.をやりました。ジャニーズ野球大会に出させてもらったり、キスマイのコンサートのバックで踊ったこともあります。同期は、美少年(Jr.のグループ)の浮所飛貴(20)や那須雄登(20)。お会いしたなかでいちばんオーラがあったのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介くん(29)ですね」(桜木さん)
’17年にJr.を辞めた後は、地下アイドルを1年。その後、大学受験のために芸能活動から離れた。
「ジャニーズとしてデビューに挫折した後、大学受験にも失敗。“違う世界では絶対に成功してみせる”という気持ちで、ホストの道に飛び込みました」(桜木さん)
現在は新宿・歌舞伎町のROLAND(30)が経営するホストクラブ「THE CHIC」で働き、最高で月1200万円を売り上げる。
桜木さんの周囲にはジャニーズ時代の仲間の“元Jr.”もいるが、彼らが何をしているか聞くと、
「いちばん多いのが地下アイドル。あとは2.5次元俳優やモデルをやっていたり。YouTuberもいます。やはり芸能関係の仕事をしている人が多いです」(桜木さん)
退所後、他事務所に移って俳優として成功する元Jr.は少なからずいるが、近年増えているのがボーイズグループでのデビュー。K-POPの影響を受けて日本でもオーディション番組が隆盛だが、そこでデビューをつかんだ元Jr.も。
「今年、『紅白歌合戦』への初出場を決めたJO1や、その弟分であるINIにも、元Jr.がいます。また韓国の芸能事務所で練習生をするコも増えています。KARAを世に出した事務所から昨年デビューしたグループの日本人メンバーは、元関西Jr.です」(K-POPに詳しいライター)
■芸能界を離れた“伝説のJr.”の存在
振付師やタレントのマネージャーなど裏方に回る場合もあるというが、芸能界を離れたことで有名な“伝説のJr.”も。
「タッキーや嵐が率いていたJr.黄金期に、彼らと並ぶ人気を誇っていたのがKさん(42)。デビューしなかったのが不思議なほどでしたが、20歳で芸能界を引退。その後、大学を卒業後、広告代理店に勤務しています。現在、一般人ですが、Jr.時代に出演したドラマのスペシャル版『ぼくらの勇気 未満都市2017』(’17年、日本テレビ系)が放送された際には特別出演するなど、特異な存在。
また入社以来、ジャニーズの案件は手掛けていなかったのですが、’21年ごろからはジャニーズ関連の広告の仕事も担当するようになり、現場でジャニーズタレントと交流することもあったそうです」(広告代理店関係者)
芸能を離れたケースはほかにも。
「嵐やタッキー&翼のバックバンドを務めていたRさん(39)は、リフォームや内装工事をする会社を立ち上げています。小学生のお子さんもいるようです。また、現在プロのフィギュアスケーターである小林宏一さん(37)の場合は、少年時代から現役のフィギュア選手とアイドル活動を両立していた珍しい例です。
飲食店経営をする元Jr.は少なくないですが、ちょっと変わった例では、キンプリの平野紫耀(25)、Snow Manの向井康二(28)と同じユニットで人気だったTさん(26)。彼は美容師に。順調にキャリアを積み、来年の独立出店を準備中だそうです」(音楽ライター)
ジャニーズで切磋琢磨した経験が、転身後にも生きているようだーー。