大相撲秋場所で初優勝を飾った「正代」が大関に昇進しましたね。大相撲の各段で優勝した力士は優勝賞金を受け取るわけですが、その金額はそれぞれいくらなのでしょう?
優勝賞金には各段で10万円~1000万円までの差が!
実は優勝賞金は、各段ごとに違います。
金額の高い順に上から並べると、以下のようになります。
・幕内最高優勝 1000万円
・十両優勝 200万円
・幕下優勝 50万円
・三段目優勝 30万円
・序二段優勝 20万円
・序ノ口優勝 10万円
地位が上になればなるほど、優勝賞金が高額になっていることがわかります。
また幕内最高優勝の場合、他の段の優勝力士とは別に千秋楽の最後に表彰式を行いますが、天皇賜杯や内閣総理大臣杯の他にも様々なトロフィーや賞品を授与されている様子が中継されています。
その内容は「ビール1年分」「ガソリン1年分」「牛肉一頭分」「金のマカロン詰め合わせ」など様々ですが、すべて合わせたらとんでもない金額になるであろうことは容易に想像できます。
かつて「土俵には銭が埋まっている」と言った元横綱がいましたが、全ての力士がより強くなるために厳しい稽古に耐え、上を目指していくモチベーションの1つになっていることは間違いないでしょう。
ちなみにこれらの賞金は「一時所得」で課税の対象となるため、確定申告が必要となります。
三賞の賞金は?
場所ごとに優勝と同じように話題となるのが「どの力士が三賞を受賞するのか?」ということ。
三賞とは「殊勲賞」「敢闘賞」「技能賞」の3つで、横綱・大関以外の幕内力士の中でその場所活躍した力士に授与されるものです。
金額はそれぞれ一律200万円ですが、1人の力士が複数の賞を受賞することもあり、中には貴花田(貴乃花)、出島、琴光喜などのように1場所で三賞全てを同時に受賞した例もあります。
その場合は200万円×受賞した三賞の数を受け取ることとなります。