日本画や浮世絵「幽霊画」まとめパート1 に続いて、パート2も怖すぎる妖怪が続々と登場です。葛飾北斎や上村松園、河鍋暁斎らの作品も登場します!
『笑いはんにゃ』葛飾北斎
実に葛飾北斎らしい表情の妖怪です。手に持っているのは幼子の頭でしょうか。口元に血がついているので、首から下は食べちゃったのかもしれません。笑っているから余計に怖さが増してきます。子どもが見たらトラウマになりそうです。
『め乃と五十嵐』歌川国貞
髪を振り乱して口から血を流し、両手も血まみれ。眉間には深いシワを刻み、血走った目で睨みつけています。これは相当怒ってますね。
『焔』上村松園
上村松園の作品。見返り美人ならぬ、見返り幽霊。実に妖艶な美しさです。こんな幽霊なら出会いたいかも。
『幽霊図』河鍋暁斎
色味の少ない画の中で、生首の血がやけに生々しく目に飛び込んできます。幽霊はカラカラと笑っていますが、その表情はどこか悲しげにも見えます。
『幽霊図』河鍋暁斎
恨めしそうに見上げる目つきが怖い幽霊は、表情がやたらリアルです。暁斎は幽霊見ながら描いたんじゃないかと思うほど。
足元見てください。こっちに出てきちゃってます。
いかがでしたか。インパクト抜群の幽霊画は、夢に出てきそうです。