10月31日はハロウィンですね。ここ数年で日本でもハロウィン関連のイベントが多く開催されるようになりましたが、実は江戸時代から日本ではハロウィンに負けず劣らずの仮装行事が色々行われていたんです。
盆踊り、ええじゃないか、蝶々踊りなどなど、今回は浮世絵・日本画に見る江戸時代のコスプレ祭りの様子をまとめてみました。
破壊力あるコスプレの数々をぜひご堪能ください!
東都名所 高輪二十六夜待遊興之図(歌川広重)
歌川広重による、二十六夜待の様子を描いた作品。二十六夜待とは江戸時代に品川・高輪周辺で盛んに行われていたもので、陰暦正月・7月の26日の夜、月の出るのを待って拝む行事。
一見、普通のお祭りのような光景ですがタコのコスプレをした人物が紛れ込んでます(笑
全体図はこちら
出典:江戸東京博物館
ええじゃないか
江戸時代末期に庶民の間でおこった騒動「ええじゃないか」の様子です。狐や七福神の仮装をしてもうやりたい放題。
出典:ええじゃないか
古代踊尽し 盆のおどり(歌川広重)
歌川広重による当時の盆踊りの様子を描いた作品。桶乗っけてる人がいれば頭の上に食べかけのスイカ乗っけて踊ってる人もいますよ!
出典:Japaaanマガジン
蝶々踊図(小澤華嶽)
こちらはTwitterを中心に話題となった蝶々踊図。豊作を願って踊られていたものですがとにかく仮装のクオリティが他のものに比べてかなり高いです。
出典:@picopicoshimbun
蝶々踊図屏風(小澤華嶽)
上部に大根のコスプレ。豊作を願っての仮装ならではです。そして下には犬?らしきコスプレ。
全体図はこちら。
出典:nikki
やすらい祭・牛祭図屏風 [部分](浮田一蕙)
京都のやすらい祭を描いた作品。大きな鬼の面が印象的。
出典:展示会のホーム
砂持絵巻
砂持絵巻より、神武天皇遥拝所建設の様子を描いたものでウサちゃんコスプレが可愛い♪
出典:@Press
附祭の様子
現在も行われている附祭の様子。桃太郎にちなんだ仮装行列です。
出典:神田祭・山王祭