友人からは「エラ」の愛称で親しまれている、レディ・ガブリエラ・ウィンザー。エリザベス女王のいとこにあたるマイケル・オブ・ケント王子の娘である彼女が先日、『ハロー!』誌のインタビューで、5月に挙げたトーマス・キングストンとの結婚式で起こったある事件について語った。
彼女の祖母ケント公爵夫人マリナは、ギリシャ王ゲオルギオス1世の孫。式にはその祖母マリナから伝わる、ダイヤモンドがきらめく「ザ・ケント・シティ・オブ・ロンドン・フリンジ・ティアラ」をつけ、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂に登場したガブリエラ。ちなみにこのティアラは一家にとって非常に深い意味を持つアイテムで、マリナやガブリエラの母も、同じものを頭に載せて結婚式を挙げている。値段にして、なんと300万ポンド(約4億円)に相当するとか!
だが、そこでハプニングが発生! チャペル内のヴァージンロードを、夫トーマスのもとへと歩いていたガブリエラだが、ティアラが突如頭から落ちそうに。「急にティアラが後ろに引っ張られ始めたのを感じて、次の瞬間床に落ちて粉々になってしまうのではないかとヒヤヒヤした」と当時を振り返った。
その犯人はというと、なんと後ろを歩いていたちびっこブライズメイズたち。「ブライズメイズたちが、うっかり私の6mのベールを踏んでしまっていたの。だから彼女たちがその上から降りるまでペースダウンしたんだけど、また同じことが起こってしまって。幸い、ヘアメイクの担当がティアラをしっかりピンで留めてくれていたから、落ちることはなかったの」とガブリエラは説明。危ういところだったけど、4億円が割れなくてよかった……。
落下事件も未遂に終わり、現在は新婚生活を満喫している様子のガブリエラ。夫トーマスとはよくイベントなどに連れ立って出席しており、7月9日(現地時間)にもウィンブルドンを観戦しに現れ、スラリとした長身でひときわ目立っていた。
落下を免れたティアラが、ガブリエラの次の世代にも受け継がれてゆくのを見守りたい。
Photos: Getty Images
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