先日、カミラ夫人は単独の公務で、王立文学協会の"40 under 40"フェロー任命式に出席。その際、カミラ夫人が本にサインし、素晴らしい作家たちでいっぱいの聴衆を前にスピーチしたときに一際目を引いたのがロイヤルジュエリー。特に、左手の薬指に輝く大きな指輪だ。
そこで気になったこと…それは、カミラ夫人のこのゴージャスな指輪にまつわるストーリーとは?ということだ。
チャールズ皇太子がカミラ夫人にプロポーズした際に贈ったこのジュエリー、実は、クイーン・マザー(エリザベス皇太后)のものだったのだ。1980年代半ばに撮影された写真から、イブニングのイベントで皇太后が派手な指輪をつけているのがわかる。しかし、これはジョージ6世国王から贈られた婚約指輪ではない。彼女が身に着けるようになった正確な経緯は不明だ。
指輪はアールデコのデザインで、中央にエメラルドカットの5カラットのダイヤモンドが、その両側にバゲットカットしたダイヤモンドが配され、控えめなゴールドの結婚指輪と一緒につけていた。
Prestige Pawnbrokersの宝石鑑定士デボラ・パパーズは『Metro』紙に対し、その価値はおよそ28万8000ドル(約3,100万円)だと推定。
また、『Express』紙は、この指輪は祖母であるクイーン・マザーのコレクションからチャールズ皇太子が所有している数多くのジュエリーのうちのひとつだという情報をつかんだ。カミラ夫人はチャールズ皇太子の祖母から受け継いだ、グレヴィル・ティアラもつけていたと報じられている。下の写真からもわかるように、指輪同様、ティアラもきらびやかさ満載だ。
チャールズ皇太子とカミラ夫人が結婚してから、もう13年以上が経つが、この指輪がその美しさや天然の輝きをひとつも失っていないように見えるのは間違いない。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR.com