シバンムシはどこからくるの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ごみ捨てに行ったときにご近所さんから「ハルメク子さん、暖かくなってきたから、シバンムシが湧かないように気を付けた方がいいわよ」と言われました。
シバンムシ……聞いたことがあるけれど一体どんな虫なのかしら? 家で発生してパニックになる前に、予防方法などを把握しておかなければいけないわね。発生してしまったときのために駆除方法を含めて調べてみました!
シバンムシ(死番虫)ってどんな害虫?被害は?
シバンムシは1.5~3.0mmほどのゴマ粒のような大きさで、4~10月の春から秋にかけて発生する虫です。
漢字では「死番虫」と書き、その由来は求愛行動で発する「コチコチ」という音が「死神の持つ時計」を連想させるから。
名前や漢字の由来を聞くとどんな虫なのかしら?と思ってしまうけれど、小さい虫なのね。しかし、小さい虫だからといって侮れないのが、シバンムシは大量発生するという点。
繁殖力が強く、メス1匹あたり50~100個もの卵を産むというから要注意!
シバンムシはあらゆるものを食料にするとされていて、食品、植物、畳、タバコなどを発生源とします。
シバンムシ自体は人体への直接的な被害はないけれど、シバンムシの幼虫がアリガタバチに寄生されることがあり、このハチに刺されると治るまでに10日以上かかるとのこと。 そう考えると、シバンムシを発生させないよう気を付けなければいけないわね!
発生源の特定が重要!探し方
シバンムシが万が一大量発生してしまったのを発見したら、その発生源を取り除かなければすべてのシバンムシを駆除することはできません。
シバンムシは、以下のようなものを発生源とします。
- 畳、壁紙、段ボール、本、たばこなど植物由来のもの
- ドライフラワー、観葉植物など
- パスタなどの乾麺
- 小麦粉、ココア、コーヒーなどの粉類
- 乾燥シイタケなどの乾燥物類
- ゴマ
- お菓子
- 香辛料
- ペットフード など
このように、シバンムシは食品、植物、植物由来のものなどを発生源とし、ビニールや紙製の袋などもかじって中に侵入してしまうのです。袋の口が閉じているからといって安心できないということね……。
発生源を探すときは、まず食料品から探してみることです。ただし、畳や本、たばこなども好物なので、食品を見て発生源がわからないというときは家中の植物や植物性の乾燥物などを確認する必要があります。
シバンムシの駆除方法&予防策
シバンムシの発生源を発見したら、食品だったら袋の口を閉じてすぐに処分しましょう。
発生が広範囲に及んでいる場合は、殺虫剤や燻煙材などを使用したり、畳の場合は天日干しをしたりしてシバンムシを駆除することができます。
そもそもシバンムシを発生させないためには、食品は密閉容器で保管する、食べカスを残さず掃除するようにするなど、家の中の環境を整えることも重要。
さらに、シバンムシが繁殖しやすいのは温度25℃、湿度60%の環境とされているため、部屋の温度や湿度に気を付けて、シバンムシが発生しにくい環境を保つように心掛けることも大切です。
夏は湿気がこもりやすいから、除湿器を使って湿度の管理を徹底してシバンムシを発生させないようにしなくては!