科学的な思考力などを競う「ふくい理数グランプリ」の中学部門本選が8月24日、福井県坂井市の県教育総合研究所で開かれた。最高賞の金賞に数学部門は福井市高志中学校3年の「友達」(澤田勇人さん、塚本真央さん、中川豪大さん)、理科部門は鯖江市東陽中学校2年の「Team MONOKURO」(渡辺瑠夏さん、定政天結美さん、冨永愛理さん)が輝いた。
県教委が2008年度から実施しており、今回が17回目。数学、理科部門それぞれで予選を突破した3人一組の6チームが本選に出場した。
数学は二等辺三角形の中に5個の円を重ならないように入れるなどの課題にチャレンジし、円をどれだけ大きくできるかを考えた。理科は八角形の方眼紙5枚を組み合わせたこまを作成し、どれだけ長い時間回せるかなどの課題に挑んだ。生徒たちは約2時間、課題に取り組んだ後、チームごとに検討したアイデアを発表した。
金賞のメダルと賞状を受け取った「友達」の中川さんは「学校の課題とは違って衝撃を受けたけど、3人で意見を出し合って問題が解けた」とにっこり。「Team MONOKURO」の定政さんは「難しかったが、アイデアをすぐに出せて3人で試行錯誤できたのが良かった。達成感がある」と喜んだ。
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