鷲見はZONEの『secret base~君がくれたもの~』を熱唱。2001年、彼女が小学6年生のときのヒット曲だ
2020年4月にフリーになった人気女子アナ・鷲見玲奈(30)は、じつはもともと女優志望だった。鷲見が高校時代から所属していた芸能事務所「シェリーズ・エンタテインメント」代表の河上弘之さん(58)は、こう証言する。
「玲奈と初めて会ったのは、彼女が高校2年生のときです。玲奈が『芸能活動をしてみたい』と、オーディションサイトに書き込んだのを見て、彼女が住む岐阜まで行き、駅近くの喫茶店でお母さんと一緒に会いました。はきはきしていて、地頭のよさを感じ、いくつかオーディションを受けさせることにしたのです」
鷲見は映画やドラマ、キャンペーンガールのオーディションのたびに岐阜から東京に来ていたが、大学受験が目の前に迫っていた。
「彼女は名古屋大学志望だったんですが、東京の大学へ進学することになりました」(河上さん、以下同)
そして鷲見は、首都大学東京(現・東京都立大学)に合格し、2009年に上京した。冒頭の写真は、2009年8月に栃木の鬼怒川温泉に、事務所一同で旅行したときのもの。“すっぴん笑顔” で、カラオケを楽しむ鷲見をとらえた奇跡の一枚だ。
「玲奈には、写真係を頼みました。でも、本人が写っている写真も、けっこう多かった(笑)。鬼怒川に向かう特急の車内で楽しそうでしたね。
その年の初夏に出かけた浅草の縁日では、私が酒を飲んでいるあいだ、屋台の女将さんに頼んで焼き鳥を焼かせてもらったんです。すると、彼女目当てに行列ができ、携帯番号のメモまで渡されていました」
この年の10月には、鷲見は『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の準レギュラーに抜擢された。学業と芸能活動を両立させながら、映画館でアルバイトもしていたという。
「演技の勉強のため、映画館でバイトをし、週2本は新作を観ていました。2010年には、映画『デプレッション』で主演したのですが、出演者の不祥事で公開中止になってしまった。
それが、ショックだったんでしょうね。突然、『事務所を辞めたい』と言われました。そのとき、『頭がよくて話もうまい玲奈は、女子アナ向きだ』と思って、アドバイスしたのを覚えています」
その後、河上さんと鷲見のつき合いは途絶えていた。しかし、テレビ東京を辞めた2020年春、10年ぶりに連絡があった。
「いきなり、『今度、ご飯をご馳走してください!』と言ってきたり、全然変わっていませんでした(笑)」
そのときは雑談で終わったというが……。本当は鷲見は河上さんに、「女優再挑戦の思い」を伝えたかったのではないだろうか。
(週刊FLASH 2020年11月24日号)
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