5月3日、台湾・台北市内にあるレストラン『G house Taipei』に、大量のゴキブリが現れた。1000匹を超えるゴキブリたちは、地元ギャングによる “嫌がらせ” によるものだった。
地元警察の発表によると、現地時間3日の19時過ぎ、2人組の男がレストランに乱入。2階に上がると、袋に入れていた1000匹以上のゴキブリをフロアにバラまいたという。
通報を受けて警官が駆けつけたときには、すでに2人組はスクーターに乗って逃走しており、現場には大量のゴキブリだけが残された。
警察は、監視カメラの情報を頼りに、ゴキブリをばら撒いた2人組を含め、計5人の身柄を拘束。発表によると、この5人は、世界で最も危険なギャングのひとつとされる「ユナイテッド・バンブー」のメンバーだったという。
事件当時、レストランは通常どおり営業しており、宴会場では700名以上の警察関係者が集会を開いていた。そのなかには台北市警察局の局長もいたことから、当初は警察関係者へ向けた犯行との見立てもあった。
だが、実際には、レストランのオーナーが抱えていた借金が原因だったという。現地の報道によると、借金の取り立てを依頼された「ユナイテッド・バンブー」のメンバーが、なかなかカネを返さないオーナーに業を煮やし、嫌がらせしたとみられる。
ゴキブリ嫌いにとっては、身の毛もよだつ嫌がらせとなった。
写真提供・FOCUS TAIWAN
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