話題性のわりに視聴率が伸び悩んでいるのは、主人公の言動のせいなのか――10月17日、川口春奈主演のドラマ『silent』(フジテレビ系)第7話が放送され、平均世帯視聴率が7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。
ここまで右肩上がりのトレンドを描いていたが、前話から0.2ポイントダウンとなってしまった。
同作は、脚本家・生方美久氏によるオリジナル作品。川口演じる主人公・青羽紬が、かつて本気で愛した恋人であるSnow Man・目黒蓮演じる佐倉想と8年後に再会すると、想の耳が聞こえなくなっていたというストーリー。
第7話は、聴覚障害者の桃野奈々を演じる夏帆の迫真演技に感情移入した人が続出し、ツイッターでは「silent」に加えて、「奈々ちゃん」もトレンド入りした。
「第5話で、それまでラブラブだった鈴鹿央士演じる戸川湊斗と紬が破局したことで、登場人物たちの恋の矢印が一変。第6話では想と紬が急接近する一方で、想に恋心を抱いていた奈々が猛アタックの末、フラれる怒涛の展開となっていました。
手話と表情で愛情や嫉妬を表現する夏帆に、『かわいい』『演技うますぎ』と絶賛の声が飛び交いましたが、第7話では想や紬に対する思いやりのある対応など、その内面の “いいオンナっぷり” も強調されたことで、視聴者がイッキに “奈々派” に傾いたようです」(芸能ライター)
一方で、紬に対してはアンチが増殖しているようだ。
第7話では、紬と奈々の “直接対決” シーンが描かれることに。紬は、奈々が想に手話を教え、8年間寄り添ってくれたことに感謝を伝えるのだが、視聴者からは、
《“8年間繋いでくれてありがとう、後は私に任せてね!”って聞こえる》
《わざわざ呼び出して、今まで元カレの世話してくれてありがとう!とかうざすぎる》
《謎のマウント?私ならブチギレる》
と、紬の行動が無神経だと受け取られ、好感度が爆下げの事態に。
また、ラストは紬が想に好きだという気持ちを伝え、2人が抱き合うという胸きゅん展開だったが、これにも納得がいかない視聴者が多いようだ。SNSでは、
《紬はあんな素敵な彼氏からあっさり想に乗り換えるとか、良いご身分だなぁと思って観てます》
《今のままだと紬がただの移り気な人になっちゃう》
とのブーイングも。確かに、紬はほんの数話前まで湊斗への “好き” が止まらない状況だっただけに、違和感を覚えた人もいるようだ。
視聴率以上に、見逃し配信の再生回数が話題になっている『silent』。視聴者の大半が「奈々と付き合ったほうがいい」に傾いたなかで、次週はサッカーW杯の中継でお休みに。はたして、第8話の数字はどう出るだろうか。
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