2022年2月14日に開設され、芸能界を震撼させている「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」。主宰者のガーシーこと東谷義和氏(50)が、早口の関西弁で有名人の素顔を次々と暴露する内容が人気を博し、開設1カ月で登録者数100万に届こうという勢いだ。
ガーシーは30年近く、芸能人のために会食やパーティ、旅行の手配などの「アテンド」をしながら、人脈を構築。交友は元芸能人の島田紳助氏から坂道系アイドルまでと幅広く、ロンドンブーツ1号2号の田村淳とは、かつて一緒に住んでいたほどの仲だ。
一方、アパレルブランド「QALB」(現在は事業譲渡)を経営し、多くの有名人がモデルになるなど商売も順調だったが、2021年12月にYouTuberのヒカルが、ガーシーの詐欺行為を糾弾する動画を実名を出して公開したことが転機に。
これにより、家族まで巻き込まれてすべてを失ったガーシーは、自らもYouTuberとなり、ヒカルのヤラセ動画を告発。同時に自分から離れていった芸能人たちへの復讐も開始し、日々 “爆弾” を投下し続けている。
本誌は今、日本中が注目するガーシーを直撃した。
「活動は順調ですが身の危険を感じ、家も転々としています。ヒットマンが動いているという情報も聞いた。僕はもともと人の悪い話ではなく、いい話がしたいんです」
そこで今回、「俺が出会った芸能人・いいヤツ編」を本誌で特別に公開してもらった。
「佐藤健はいい男ですよ。彼が『るろうに剣心 最終章 The Final』を撮っていたとき、『ガーシーのとこでパーカーを作れないかな』と電話をかけてきた。『映画のスタッフさんにプレゼントしたい』というので早速作り、太秦の撮影所へ全部で300着くらい送ったんです。
原価でも300万円を超えていましたが、健の自腹ですよ。ある映画スタッフから『このパーカーは一生の宝物です』と言われたときは、やっぱ健ってちゃんとしてるなって思いましたね」
ガーシーと佐藤健、山田孝之、RADWIMPSの桑原彰、仲野太賀、ジャミールらは、よくつるむ遊び仲間だったという。桑原のためには、毎年誕生会を開いた。
「クワ(桑原)とローラの合同バースデーで、どんな誕生日会をしたいかクワに聞くと、『みんなでリムジン借りて、竹下通りでプリクラ撮ってクレープ食べたい』って言いよるんですよ(笑)。
参加したローラ、クワ、マッケン(新田真剣佑)、久保田悠来、山田親太朗、山田孝之みんなでプリクラを撮ってたら、ローラの声が大きすぎて周囲にバレた。
すると何を思ったか、マッケンが竹下通りのど真ん中を歩き出したんです。ローラだけバレたのが悔しかったんでしょう。200人くらいに取り囲まれて大変でしたよ。
みんながプリクラをインスタに上げたがると、孝之が『ガーシーくんは一般人だから、目を隠さなきゃダメ』と。でも、言った本人が目を隠すの忘れてそのまま上げよった(笑)」
桑原の誕生日会は、ネタの宝庫のようだ。
「また別の年にも誕生日に何をしたいかクワに聞いたら、イケメンを排除した合コンをしたいと(笑)。誕生パーティには城田優、健、綾野剛、三浦翔平、ジャミール、山田親太朗、孝之が集まった。
飯を食べ終わった後、『ごめん、誕生会はこの1次会で終わりやねん。クワがイケメンを帰してほしいっていうから……』と伝えると、健とかが怒り出して(笑)。
『たまには俺も主役になりたいんだよ、お前らがいると主役になれないんだよ!』とクワが言うと、『じゃあ帰るよ!』って優、健、剛、翔平は出ていきました。
残ったのは親太朗、孝之で、親太朗が『俺はカッコよくないの?』とクワに聞くと、『親太朗は性格ブサイクだから大丈夫』。今度は孝之が尋ねると、『孝之くんも女に自分から行かないでしょ。全然いていいよ、害ないから』と(笑)」
ミュージシャンとの親交も。
「ワンオク(ONE OK ROCK)のタカとUVERworldのタクヤとはよく遊ぶ仲。以前、みんなで大阪のアポロビル(B1F~6Fすべてがショーパブという有名なビル)に行ったとき、タクヤについてた女のコが耳元で『UVERworld?』って囁いてきて(笑)。その瞬間、タクヤは『ガーシー、悪い、俺バレたわ、帰る!』と。
ショータイムには客もステージに上がれて、当時トガっていたタカはステージに立って、自分からTシャツを脱いでお姉ちゃんと戯れてました(笑)」
タクヤは、ガーシーがYouTubeを始めるときに連絡した数少ないなかの一人。
「事前に伝えたのはタクヤと、(島田)紳助さんと、大阪の親友だけ。タクヤは『俺のことやったらなんぼでも言ってくれ、俺はロックだから笑い飛ばす』と。やっぱ、こいつカッコええなと。そのスタンスで生きてんのって、たぶんタクヤと孝之と、ロンブーの淳だけ。
淳も僕と一緒に住んでるときに、ハメ撮りビデオの記事が『FRIDAY』に載ったんですが、あいつ笑い飛ばして終わりましたからね。孝之も緊急事態宣言下に沖縄に行って遊んでいるところを撮られたとき、一切謝罪しなかった。でも、仕事は一本も飛ばず、やっぱスゴいなと」
そして、優しかったという島田紳助氏との思い出も。
「紳助さんはすごくロマンチックな人。僕が一度、好きな人がおるという話をしたとき、一緒にコップ作ろうと言われ、コップに絵を描いたんです。紳助さんに教えてもらいながら徹夜で作った。
そのコップを、行きつけの店のバーテンに『そのコと一緒に来たときは、このコップに酒を入れてね』と預けたんです。ただその後、店に行くと、満席で入れなかった(笑)。紳助さんに、予約しとけよって怒られました」
多くの芸能人との交流、エピソードは尽きない。
「今は私怨でやってるように見られてるんで、今後は世の人のためというスタンスを出していきたい。ダークヒーローから、普通のヒーローになりたいんです(笑)。いつか、新しい形の芸能コメンテーターになれればと思っています」
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