10月9日、タレントのマツコ・デラックスが『5時に夢中!』(TOKYO MX)に月曜レギュラーとして生出演。昨今のジムや筋トレブームについて、「ぜんぜん幸せそうに見えない」などと異議を唱えた。
この日はスポーツの日ということで、番組冒頭、運動に関する毎日新聞の記事を紹介。スポーツ庁が公表した2022年度の「体力・運動能力調査」によると、週3日以上、時間をかけてスポーツをする人は、中高年では生活の充実度が高く、若年層では物事をやり遂げる意欲が高い傾向があるのだという。
これにちなみ、視聴者投票のテーマは「最近、汗をかきましたか?」。月曜レギュラーの若林史江氏は、「わかる気がする。小さな達成感って小さなストレス解消になってて、それを積み重ねる気持ちよさみたいのがわかってくると、若い子がやり遂げる意欲が高い傾向にあるってのが、なんかわかる気がしなくもない」と共感。
一方、「マツコさんはどうですか?」と聞かれたマツコは「まったく共感できないです。若いとき、まったく汗をかかなかったけど、いろいろやり遂げてきたし」とバッサリ。若林氏の「“やり遂げ感”の幸福度みたいなところじゃない?」との指摘に、マツコはこう反論した。
「いやいや、それさぁ、私さぁ……だから、よく体を動かすことでそういう論調になるけど、それを過信しすぎてると、逆にそれでも満たされない人なんていっぱいいると思うのよ。
だから、『ジム行ってりゃ幸福になれる』みたいなのって、ある意味、ちょっと危ないなって思うんだよね。最近、多いじゃない? ジム行く人。ぜんぜん幸せそうに見えないもん」
爆笑した若林氏が「でもさ、(体を)動かして汗をかいたことがないんだから」とツッコむと、マツコは、「あるわよ、昔! 学校のとき、無理やりやらされたわよ!」と反論。
最近、汗をかいたかという問いにも、「ぜんぜん。一滴も汗、かかないように生きてるもん。いかに夏を感じずに生きるかがテーマだから」と、体を動かすことに対して終始、否定的だった。
「2021年7月に放送された『マツコ会議』(日本テレビ系)では、筋肉芸人のなかやまきんに君に触発され、マツコさんは『こんな怠惰な私が、体を鍛えようと決心をしました』と発表していました。
『もちろん、ダイエットしようとか、キレイになろうとかではないよ。健康維持のためにやろうと思って。きっかけは50歳近くになってきて、こんなに衰えると思ってなかったのよ。みなさんにご迷惑をおかけしないように健康でいるのは、自分にも責任がある』と語っていたのですが…」(芸能記者)
体を鍛えようとの決意はどこへやら、ジムや筋トレブームについて、マツコが「ぜんぜん幸せそうに見えない」と異議を唱えたことに、SNSでは批判的な声が多く上がった。
《これはマツコに同意する人少ないと思う 筋トレとかジム通いって自己満足のなかでも結果が出るヤツ(マッチョになれるなど)なので苦しくても楽しんでいる人が多い 自分が理解できないことはあえて言及せんでいい》
《それって、あなたの感想ですよね?マツコさんの価値観だと腹いっぱい食べるのが幸せで節制して筋トレして見栄えを良くする行為が不幸せに見える個人的主観のお話しですよね》
《マツコさんを否定しませんが、筋トレを否定すんな》
《ジムや筋トレをやってる人と真逆のマツコが言っても共感する人はいないかと。むしろ少しはジムや筋トレをやったほうがいいんじゃないの?って感じ》
一時は体を鍛えようとしていたとなると、負け惜しみにしか聞こえないような……。
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