「Go Toイート」キャンペーンや「感染防止対策協力金」など、コロナ禍での救済策が講じられてもなお、惜しまれながら閉店していく店があとを絶たない。「芸能人がプロデュースする店」も、例外ではないようだ。
『わだ家』ホームページトップには、《「有名人のお店だから繁盛する」という言葉はもはや伝説です》という、2007年4月11日付の和田アキ子本人のメッセージが記されている。悲しむ声も、聞こえてくる。
「『わだ家』に行くまでは、『芸能人のお店でしょ』と色眼鏡で見ていました。でも実際には、接客も丁寧でご飯もおいしい店で、何度も使わせてもらいました。西麻布という一等地で、10数年にわたって経営を続けられたことは、すごいと思いますよ」(常連客)
《元気があっても、コロナには勝てず、大変申し訳ありません。最後ぐらい盛大に盛り上げたいですが、クラスターの懸念から、それすらもできません…コロナが憎いです!》
「たしか、10月には閉店していたと思いますよ。銀座コリドー街では、そのころ閉店が相次いでいて、このビルであの時期に閉めたのは『冨くら』さんだけでしたから、よく覚えています」
「ほんこんさんの後輩芸人たちが、よく店を使っていました。私も行ったことがありますが、お好み焼きは美味しかったですよ。銀座という土地柄か、賃料は安くはないでしょうし、経営を続けるのは大変だったんでしょうね」(テレビ局プロデュ―サー)