おしどり夫婦といわれた二人。一人は異国の地へ。もう一人は古都へ――。
9月某日、京都府内のホテルから出てきたのは、東出昌大(34)だ。約2年半前の唐田えりか(24)との不倫スキャンダルに加え、再出発後の’21年10月に、新恋人のハーフ美女を主演映画のロケ地に呼び寄せていた“公私混同”が発覚。今年2月に所属事務所から専属契約を解消されて以降は、フリーになった。
「現在、東出さんは自らが窓口になって活動しています。じつは出演映画の仕事が始まり、8月から関西方面に長期滞在しているんです」(芸能記者)
出演するのは、東出が出演を直訴した、と本誌が報じた映画『福田村事件(仮)』。ドキュメンタリー作家の森達也氏が、初めて劇映画の監督を務める社会派作品だ。
廃校舎での撮影が始まると、東出は黒く日焼けした肌がしっかりと見える衣装で登場し、イメチェンした「髭男」姿とともにワイルドな印象を見せつけた。その後は、軍服姿の水道橋博士参議院議員(60)ら、共演者とともに順調に演技をこなしていた。
東出が東京を離れたのとほぼ同時期の8月29日、元妻・杏(36)は3人の子供、愛犬を連れてのフランスへの引っ越しが完了したことをSNSで報告した。フランス滞在中は、自身のYouTubeチャンネルが中心的な活動の場になるとみられており、「動画収益だけで月100万円以上はある」(ITジャーナリスト)といわれている。一方で…。
「『福田村事件(仮)』でフリーとして、“再々出発”となる東出さんですが、今回の出演ギャラは数十万円と聞いています。事務所所属時の半分に近い金額です」(芸能記者)
“栄転”の元妻に対して、まさにどん底――。そんな彼を支える友人たちもいる。
「京都滞在中に共演者の永山瑛太さんに誘われて、東出さんは役者仲間と一緒に飲みに行っていました。ときには東出さんのほうから誘って、共演者とホテルで“部屋飲み”をすることもあるそうです。世間での評判は一度、地に落ちたかもしれませんが、役者の間では『腰が低く、好青年だ』と、東出さんの評判はいいんですよ」(芸能事務所関係者)
来る宴会の準備だったのか、撮影が終わったその日の夜、滞在ホテル周辺のスーパーには東出の姿があった。カゴにはネギや豆腐などが入れられていた。酒を酌み交わす信頼できる仲間だからこそ、打ち明けられた悩みなどもあるのだろう。
「瑛太さんや役者仲間と飲んでいるとき、『じつは子供とほとんど会えず、寂しいんだ』とボヤくそうです。瑛太さんをはじめ、お子さんを持つ方が多く、つらい気持ちがわかるのでしょう。さながら“東出さんを慰める会”のようになっています」(同前)
胸張って子供たちに会うために、目の前の仕事を頑張るしかない!
写真・吉田 豊
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