歌手の松田聖子が、大晦日の『NHK紅白歌合戦』の出場を辞退することが、12月25日に明らかになった。NHKは、番組の公式サイトで「紅組で出場予定の松田聖子さんは、このたび出場をご辞退されることになりました」と発表している。
18日には、娘で女優の神田沙也加さんが、35歳の若さで急逝。聖子の所属事務所は「未だこの現実を受けとめることが出来ない状態です」と、憔悴ぶりを伝えていた。21日、沙也加さんの密葬がおこなわれた斎場では、沙也加さんの父・神田正輝とともに取材に応じ、「みなさん、お寒いなか、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」と声を詰まらせた。
「沙也加さんの訃報が出て、NHKは『聖子さんの気持ちを最大限尊重したい』と協議を続ける姿勢でした。紅白は、聖子さんにとって、2011年と2014年に母娘共演した思い出深い場所です。
しかし、沙也加さんが亡くなられてから、まだ1週間しか経っていない。報道によれば、『やっぱり歌えない』とレコード会社を通じて辞退の意向が伝えられたといいます」(芸能ジャーナリスト)
紅白の出場をめぐっては、ネット上で聖子の心身を気にかける声が多かった。今回の決断を受けて、応援する声が上がっている。
《ゆっくり静養してください。ファンはいつまでも待ちますから》
《もしかしたら、プロだからを理由に無理するんじゃないかとずっと気にかかってたから 松田聖子の辞退を知って少し安心した 今は頑張らないで、しっかり休んで欲しいんや…》
一方、神田正輝は25日、レギュラーを務める『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)に生出演。沙也加さんの急逝に直接触れることはなかったが、「いつも僕はみんなを守る立場。今日は守られているような雰囲気があるな。ありがとうございます。僕は元気ですよ」と気丈に振る舞った。
それでも、番組内のコーナーで、愛媛県今治市のご当地グルメ「焼豚玉子飯」を試食したときに、「久々にちゃんとしたご飯を食べた」と明かしており、食事もあまり摂れていなかったことがうかがえた。
番組では終始笑顔で司会をしていたものの、突然愛娘を失った心境を思い、ネット上では神田に対する心配の声も続出した。
《神田正輝さんの様子から伺えたこと 二人とも全然大丈夫でないと思う》
《本音を言うと神田正輝さんにも休んでほしい…》
《神田正輝さんの、ちゃんとしたご飯久しぶり発言に、涙腺崩壊しました。ご自分のMC番組だから、休んだら駄目だと思われたのかな?どうかお身体ご自愛ください》
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