ジャニーズ事務所が、10月2日に開いた会見で、指名しない記者をまとめた「NGリスト」が作成され、5日、会見の運営を担当した「FTIコンサルティング」が謝罪した。芸能界では、会見だけでなく、出演者の「共演NG」がこれまでも各所で話題となってきた。
明石家さんまは、2021年9月18日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、吉本興業と松竹芸能の間でかつて「共演NG」の時代があったことを明かしている。
「それが破れたのが『さんまのまんま』の記念番組。フジテレビが主催したら共演できた」と言う。ふだんの『さんまのまんま』は関西テレビ制作だが、特番でフジテレビ制作となったことで共演が実現。「東京の制作に変わった瞬間、俺と鶴瓶兄さんが『さんまのまんま』で対談したんです」と振り返っていた。
さんまの娘・IMALUは、親子共演NG。2019年8月21日放送の『グータンヌーボ2』(フジテレビ系)で、さんまの収録現場を覗いたことがあるが、『めっちゃ怖いよね。絶対無理だと思った。あの空気感は独特。共演NGでよかったと思った』と話した。
また、内村光良は、2月18日放送の『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ナイツ・塙宣之について『ちょっと塙は共演NGなんで。この間、ラジオ出たとき、人間としてどうかなと思った。塙と俺は合わないと思った』とコメント。
だが、それは冗談で、塙は2月25日、自身の「X」(旧Twitter)で内村との2ショットを披露し、「共演OKだからね!」とつづった。
元モーニング娘。の辻希美は、21年間にわたって共演NGだった江頭2:50と再会して涙したことを、8月4日、自身のInstagramで報告している。お互いのYouTubeチャンネルでも共演して、「YouTubeってすごいね」としみじみと明かしていた。
さらに、平成ノブシコブシ・吉村崇は、櫻坂46を「唯一共演NG」としていたが、YouTubeチャンネル『しくじり先生 俺みたいになるな!!【公式】』で再会。
「欅坂46」時代に共演したが、リアクションがうすく、さらに全然発言しようとしない姿から “共演NG” としていたが、武元唯衣は「いまは櫻坂になって、また別ですから!」と釈明していた。
ほかにも、デヴィ夫人は6月27日放送の『アンタッチャブるTV』(フジテレビ系)で、おぎやはぎ・小木博明を「非常に横柄な感じがした」と共演NGにしていたものの、現在は解禁していることを明かしている。
芸能界の “共演NG” 話に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《NGリストってそんなに重要? 芸能界だってタレント同士共演NGあるじゃない》
《「共演NG」はアリらしいが「NGリスト」はダメらしい。違いがよくわからない》
《ジャニーズ共演NGなどの 局側の忖度が なくなればいいなぁ》
「長年 “共演NG” と思われていたダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題ですが、2014年3月の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の最終回に続いて、2021年8月28日放送の『FNSラフ&ミュージック』(同局系)でも共演。
太田光さんは『共演NG!』『ネットが荒れるから』などと暴走し、松本さんは『できることなら絡みたくなかった』と苦笑いでした。
また、ジャニーズ事務所のタレントは退所したタレントとは共演NGともされていましたが、先日の会見で、東山紀之新社長は『退所したからといって遠ざけるのでなく、共演など新しいスタイル、みなさんが見たくなる化学反応が必要』と明言していました」(芸能ライター)
どの業界にもさまざまなNGリストがあるが、その “管理” を怠るのがいちばんのNGなのだ。
外部リンク