大麻取締法違反で起訴された俳優の永山絢斗被告が、7月7日、保釈保証金を納付し、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。
都内の最高気温34度という炎天下のなか、原宿署前に集まったのは100人を超える報道陣だ。午後5時46分に署から出てきた永山被告は、黒のスーツに黒ネクタイ、長い髭という風貌だった。報道陣の前まで歩くと、「このたびはご心配、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」と、約15秒間頭を下げた。
永山被告の保釈姿を、今か今かと待ちわびていた報道陣だが、彼が姿を現わす約30分前に、報道陣がざわめく一幕があったという。取材した記者がこう語る。
「実は、報道陣が集まっている場所に、しみけんさんが訪れたんです。そのときは完全にオフで、たまたま1人で通りがかったのだとか。記者に『これだけの人数が集まるなんて、なにがあったんですか』などと聞いていましたよ」
重々しい空気のなか、半袖半ズボンというラフな出で立ちで現われたしみけん。
「記者に話しかける様子を見て、何人かほかの記者も話しかけに行きました。ただ、永山被告がそろそろ出てくるタイミングだったこともあり、ほとんどの報道陣は持ち場を離れられず、やきもきしているようでした。
4人ほどの記者に囲まれたしみけんさんは、フレンドリーに名刺を交換して、『いつもお世話になっています』などと挨拶。ある若手の女性記者は『ファンです』と、完全にミーハーな感じで話しかけていましたよ」
被告の保釈を待つ場とは思えない奇妙な雰囲気が、しみけんの周囲にだけ漂っていた。そんななか、彼の “マル秘アイテム” がさらに場を盛り上げる。
「しみけんさんは、4人全員と名刺を交換したのですが、最後の1人だけ、しみけんさんの名刺が足りなくなってしまったんです。
すると、ちょっと困った様子で『じゃあちょっと特別なやつなんですけど、これ受け取ってください』と言って、金色に輝く名刺を1枚取り出していました。記者も『すごいですね』と反応し、和気藹々と盛り上がっていましたよ」
かつて著書で「現場にいるスタッフさん全員を気持ちよくさせる」ことを意識していると語っていたしみけん。まさかそんなプロ意識が、原宿署でも発揮されるとは。
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