理科室の実験をエンタメに変えたのは “大発見” と言っていいだろう――。
「サイエンスプロデューサー」という肩書で、メディアに登場していた米村でんじろう(67)。
1996年、都立高校の教師をやめて活動を始め、テレビ番組に密着されたことをきっかけに講演会の依頼などが殺到。ドーナツ状の煙を発射する「空気砲」などの科学実験を武器に、子供の科学への関心を高めるための「サイエンスショー」をおこなっていることで知られる。
2006年には小泉純一郎首相(当時)とも、科学実験をおこなっている。引っ張りだこで、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)などに出演していたのを見た人も多いだろう。
しかし、最近はあまり、でんじろうの姿を見ることがなくなった。
「2021年2月に冠番組『でんじろうのTHE実験』(フジテレビ系)が終了してから、急激にメディア露出が減ったように感じます。
芸能人が体当たりで挑戦する派手な実験が売りだった『THE実験』は、当初、特番で放送されていましたが、評判がいいことから、2019年2月からレギュラー放送に格上げされました。
しかし、2020年10月、トレンディエンジェルの斎藤司さんが『エアバックの爆発で宙に浮く』という実験ロケで、背骨の圧迫骨折(全治3カ月)などを負ったことが判明。
でんじろうさんは実験の立案や監修には関わっていなかったそうですが、この影響もあって番組は打ち切りになりました」(芸能記者)
最近のでんじろうはどうしているのだろうか。
「YouTubeチャンネルを持っていて、そこで元気な姿を見せていますよ。しかし、18万人ほど登録者数がいますが、ここ1カ月くらいの動画は再生回数が3000回程度止まりと苦戦している印象です。2年前まで冠番組を持っていたことを考えると物足りない数字ですよね……」(ネットニュース編集者)
各地の講演会やサイエンスショーも精力的におこなっているが、「米村でんじろうサイエンスプロダクション」の公式Twitterでは11月20日におこなわれた沼津市のイベントのチケットを宣伝していた。
3カ月前の8月21日にチケット販売を開始しているが、11月に入ってからも宣伝ツイートをリツイートしており、もしかすると売れ行きが滞っていたのかもしれない。
かつてアシスタントを務めていた市岡元気はYouTubeチャンネル「GENKI LABO」を持っており、60万人以上の登録者数を誇っている。ほかのユーチューバーなどとのコラボも多く、テレビ番組でも市岡を “サイエンスアーティスト” として見かけることが増えてきた。
愛弟子にお株を奪われてしまったのか。
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