アンジャッシュの渡部建が、約1年7カ月のブランクを経て復帰する。2月5日には、所属事務所の公式サイトを通じ、「いま一度活動させて頂ける機会があれば、ゼロからまた頑張りたいという思いに至りました」と報告した。
15日放送の冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)から活動を再開するが、SNSでは、
《渡部の復帰は勝手にすればいいけどわたしは見たくないから見ない》
《渡部…もうそういう目でしか見れないし芸人だからって面白いことしてももう笑えないよね。》
と厳しい反応が多い。『週刊文春』で報じられた複数女性との不倫や、多目的トイレでの性行為といった強烈エピソードが、いまだに尾を引いているようだ。
一方、芸人仲間からは、これまで何度か復帰を後押しするようなムードが作られたこともある。
2021年6月18日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、有吉弘行が「渡部さんって刑務所入ってるの? ずいぶん見ねえけど、どうしたの」と発言。
6月20日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも、ダウンタウン・松本人志が、ゲストで来た児嶋一哉に対し、「多目的にやっていかないと」とイジリを入れていた。少しずつ、渡部の名前が解禁されつつあったのだ。
ただ実際に復帰となると、本人も周りも難しい舵取りを迫られることになる。
「基本的に、いじって笑いに変えれば不祥事は薄まっていくものですが、渡部さんの不倫はあまりに笑えない内容でいじりにくいのです。下手をすれば、スポンサーにまで抗議が行く可能性もありますからね。そのため、局としても今回の復帰の反応を静観しています」(芸能ジャーナリスト)
復帰を知った芸人仲間たちの反応も、真っ二つに割れている。
2月6日放送の『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)では、FUJIWARA・藤本敏史が「事が事なだけに、いじって笑いにするのもちょっと難しいんじゃないか。性的なことなので」と本音を見せた。
一方、千原ジュニアは「これはいじるしかない」とやる気満々だ。
「報道前は、(コンビで)渡部くんの方がちゃんとしている側やった。ツッコミとボケが変わるコンビってなかなかいない。だから『おい大嶋』『児嶋だよ』って言ってたのが、『おいスケベ』『いや渡部だよ』みたいになっていかなあかん」と分析。続けて、「どこか芸人としてワクワクするところもあるし、俺は渡部くんと絡みたい」と意気込んだ。
5日には、鬼越トマホークの坂井良多もツイッターを更新。《渡部さん 帰りに1万円払うので我々のYouTubeチャンネルで是非コラボして下さい!》とオファーをかけた。
前述の有吉も、6日放送の『有吉弘行のSUNDA NIGHTDREAMER』(JFN)で復帰に言及。以前、児嶋のYouTubeチャンネルを揶揄して反撃されたことから、「まず児嶋さんに『渡部さんのことをいじりたいけどいいですか?』『渡部さんと一緒にご飯行ってもいいですか?』って確認しないといけないね」と話していた。
はたして、渡部の復帰は順調に進むのか。まずは15日の『白黒アンジャッシュ』で何を語るのかに注目だ。
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