大沢たかお、玉木宏らが、9月22日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で「忘れられない過酷な現場」について語った。
大沢は、主演ドラマ『JIN-仁-』(同局系)の撮影で「徹底的にロケーションにこだわって、ワンカットのために日光、次は静岡……って、1日中、クルマで日本中を行く。寝る時間が削られて、キツかった」と告白。さらに、移動したにもかかわらず、現地で合成用のグリーンバックで撮影することもあり、「『代々木公園でもいいのに』って、何度も提案した」と苦笑した。
玉木は、2006年放送の主演ドラマ『氷壁』(NHK総合)で、トップクライマーの役を演じ、登山中に落石にあい、宙吊りになるシーンがあった。山で3時間も宙吊り状態になり「地上から50mのところ。ブラーンッて(放置)されて。高所恐怖症で、めちゃくちゃ怖い」と告白した。しかも姿勢が「えび反りになっているので、腰も痛い」と過酷な撮影だったことを振り返ったが、放送では1分ほどのシーンだったという。
また笹野高史は、映画『寒椿』で、橋から逆さ吊りにされるシーンがあったという。「あれは辛かった。頭に血がのぼって、ここ(頭)から血がピューッと出てくるんじゃないかと思った」と振り返っていた。
名優たちが奮闘したエピソードに、SNSではさまざまな意見が書き込まれた。
《過酷な現場 俳優さん 大変なお仕事だな》
《仁―JIN― 観てました! ひとつのシーン毎にロケ地が違う すごい撮影だったのね》
《玉木さん、高所恐怖症なのに地上50mで宙吊り3時間の撮影 俳優さんってすごいなあ》
「玉木さんは番組でほかにも、中国映画に出た際の過酷なできごとについて話していました。
玉木さんは、途中で命を落とす役で、その亡き骸を女優さんが馬に乗せて、一緒に逃げていくシーンがあったとのこと。しかし、本番前になってその女優さんが、馬を操れないことが発覚。そのため、玉木さんは監督から『薄目、開けていいから、(死んだふりのまま)馬を操ってくれ』という“無茶振り”を受けたそうです。指示どおり、玉木さんは死体役を務めながら、後ろに女優さんを乗せて、薄目を開けて馬を操ったといいます。
MCの中居正広さんから『キレなかったの?』と聞かれ、玉木さんは『北京から早く帰ってきたかったので、撮るしかなかった』と苦笑いでした」(芸能ライター)
たった数秒のシーンにもこだわって、俳優たちは命がけで撮影に挑んでいる。
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