【銀座ロレックス強盗事件】暴力団が追う"半グレ指示役"…怒り心頭のヤクザが「けじめはつける」と激高
「まだ日も明るかったし、映画の撮影などと勘違いして、まさか現実のことだと思わなかった人たちが多かったという印象。自分自身もそうでした」
「警視庁は、邸宅侵入などの容疑で逮捕したが、肝心の強盗容疑ではまだ逮捕していません(12日現在)。別件で逮捕し、捜査の時間を稼いでいるのでしょう」(全国紙記者)
「こんな銀座のど真ん中で、白昼堂々と強盗を働くなんて、そこにシマを持つヤクザを舐めてるよ。しかも、実行犯4人は少年。こんなことを見過ごすわけにはいかない」(都内在住の暴力団関係者)
「銀座のシマは、もともと六代目山口組傘下組織のものだったが、住吉会系の組織が借りている『貸しジマ』。だから、六代目山口組と住吉会の両方の傘下組織が情報を集めている。
「かつては強盗をやるのに、ガキは使いものにならないとされていた。それに未成年を使ったのがバレると、逮捕されたときに組織の存亡にも関わる。
「バールや車を用意し、ナンバープレートをつけ替えるなどの計画性はあるが、犯人たちの動きを見ると役割分担ができていない。事前に訓練した様子もなく綿密さに欠けている。これだと、捕まえてくれと言わんばかりでしょう」
「逃走中に赤信号で止まったからね。しかも、犯人は奪った腕時計を持ったまま逮捕された。これはあり得ない。盗品は犯行後すぐに誰かに渡してカネにしないと意味がない」
「事件の翌日には、奪われた腕時計のシリアルナンバーが載ったリストが同業者から届きました。盗品を扱うと免許を取り消されることがあるので、リストに載っている時計を見つけた場合、すぐに警察に通報します。質店も同様です。なので、犯人が盗品を我々に売ることは難しい」
「都内では渋谷や新宿、池袋に『曲がり』(盗品)を専門で買い取る人物がいます。強盗を働く場合は、事前に彼らに連絡して、奪ったらすぐに買い取ってもらう。