8月14日、フリーアナウンサーの田中みな実(33)が、所属事務所の移籍を発表した。移籍先は、広末涼子(40)、戸田恵梨香(32)、有村架純(27)ら、人気女優が多数所属する「フラーム」。
この移籍について、「バラエティ路線から女優業へ転身するということです」と語るのは、芸能ジャーナリストの片岡亮氏だ。
「田中さんは、ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)での怪演が話題となりましたが、本人も『これまでの仕事のなかで、いちばん楽しかった』と言っていたそうです。
しかし、今はCM出演も好調とはいえ、その旬は年齢的にいつまで続くのか。本人も『飽きられるのが怖い』と、早くから公言していました。そこで目を向けたのが女優業。『女優なら、私生活の切り売りや年齢的な衰えを気にせずに、芸能活動を長く続けられる』というのが彼女の考えです」
先を見据えた “あざとい” 移籍だったというわけだ。とはいえ、前の事務所にとってCM女王の彼女は、“金の卵を産むニワトリ” だった。移籍は、簡単ではなかったはず。
「そこで、移籍が円満にいくように裏で動いた “キーパーソン” がいるんです」と語るのは、あるテレビ局関係者だ。
「フラームに所属する、女優の山口紗弥加さん(40)です。2人は、田中さんのドラマデビュー作である『絶対正義』(東海テレビ)での共演以来、公私ともに仲がいい。一緒に沖縄旅行に行くほどです。
田中さんが自分の将来について山口さんに相談するうちに、『じゃあ、うちに来れば?』とお膳立てしてくれたそうですよ。1年ほど前から話が進み、ようやく円満移籍が実現しました」
“みんなのみな実” は、一流女優として我々のはるか遠い存在となってしまうのか……。「いえ、むしろヌードに一歩近づいたといえます」と語るのは、ある芸能記者だ。
「移籍前から田中さんは、周囲に『必要性があれば脱ぎます』と話しているんです。彼女の写真集は、70万部を突破する大ヒットになりましたが、セクシーさを売りにした写真集はCM同様、いつまでも “旬” でいられる仕事ではありません。
だから今回、女優業への本格転身を目指し、事務所を移籍したわけです。女優として最高の舞台、つまり『主演映画』が用意されれば、彼女はヌードシーンや濡れ場も辞さないと思いますよ」
コラムニストの辛酸なめ子氏(45)も、今後のラブシーンに期待を寄せている。
「彼女の演技には、亡くなった女優の岸田今日子さんみたいな迫力と存在感があります。『M 愛すべき人がいて』では、突然キスするシーンを連発していましたが、もっと激しい場面も見てみたいですね」
前途洋々に思える、彼女の女優人生。だが、田中みな実をどこよりも追いかけ続ける本誌だからこそ、ひとつだけ懸念がある。それは、彼女があまりにも “忙しすぎること” だ。
毎日のように自宅前に事務所の車が迎えに来て、その後は夜までずっと働き詰め。友人と飲みに行く様子すらない。息抜きは、本誌がキャッチしている夜の犬の散歩ぐらいのものだ。
しかも、「演技の基礎を学ぶために、『舞台もやってみたい』と言っています」(片岡氏)とのことだから、ますます心配だ。彼女が息抜きできるよう、新事務所の上手な差配を切に願う。
(週刊FLASH 2020年9月8日号)
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