2017年より、約6年にわたり連載されている人気漫画『東京卍リベンジャーズ(東リベ)』が、2022年11月16日発売の「週刊少年マガジン」51号で最終回を迎えると発表された。
10月19日から完結するまでの28日間、公式ツイッターにて毎日、カウントダウンがされるという。
同作は、人生どん底のフリーター・花垣武道(タケミチ)が、中学時代につき合っていた唯一の恋人・橘日向を救うため、12年前の中学時代にタイムリープするところから始まる物語。単行本は29巻まで発売中で、累計6500万部を突破、2021年4月のテレビアニメ化によって火がつき、同年には北村匠海主演で実写映画化もされ、興行収入45億円を記録している。
そんな『東リベ』は、ファンによる考察が大いに盛り上がるほど、作中に伏線や謎が張り巡らされているのが人気の秘密。しかし、残り5話となる最新号の段階でもなお「タケミチを突き落とした人物の正体」「場地・エマも救うというセリフの意味」「稀咲が言い残した言葉の続き」「半間(?)が陰からタケミチを見ていた理由」「タイムリープの能力の行方」「タケミチが未来視を手にしたワケ」など、いまだ未回収の伏線は枚挙に暇がない。そのためネット上でも、
《東リベ後伏線回収間に合うのか?》
《終われるのかってくらい伏線ありまくりなんだが》
《どうやって伏線回収して終わらせるつもりなんだろう…》
《普通に無理くない?? 第二章始まっていいよ》
との声が飛び交い、読者に動揺が走っているようだ。
「2023年には、アニメと実写映画の続編が、それぞれスタートすることも決まっています。しかし『鬼滅の刃』がそうだったように、昨今の漫画は人気作を無理やり引き延ばすようなことをせず、作者がいちばん気持ちよく終われることを優先する傾向になってきています。
しかし多くの読者が、あまりにも最終回までが急すぎると感じているようです。過去には『週刊少年ジャンプ』で連載していた『銀魂』が、3回もの“最終回”を経て、ようやく3年がかりで完結。読者からは『終わる終わる詐欺』と揶揄されたことがありましたが、『東リベ』の場合はむしろ“最終回詐欺であってくれ”と思われているかもしれません」(サブカルライター)
引き際が、きれいにまとまるといいが……。
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