2022年も残り1週間を切り、テレビ番組も続々と“年末特番”へとシフトチェンジの模様を見せている。
10月に放送を開始した「冬ドラマ」も最終回を迎えているが、2022年冬クールで、視聴率以上に話題を呼んでいたのが、フジテレビ系ドラマ『silent』だろう。
「見逃し配信サイト『TVer』の再生回数の最高記録を更新するなど、社会現象になりました。ヒロインの高校時代の恋人で、中途失聴者になる役柄を演じた、目黒蓮さんの演技力にも大きな注目が集まっています。劇中で使用した手話は、クランクインの数カ月前から練習していたそうです」(芸能記者)
目黒は「Snow Man」のメンバーで、大晦日には同グループとして『NHK紅白歌合戦』への出場が控えている。同じNHKでは、連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも、ヒロインが通う航空学校の同級生役で出演している。
それだけではない。12月上旬、本誌は都内でおこなわれた映画『月の満ち欠け』の舞台挨拶に出席した目黒を目撃していた。12月2日から公開された同作に出演しているからだ。
舞台挨拶を終えて会場を出る目黒は、送迎車に乗り込む前に、見送りのスタッフにペコリ、ペコリと頭を下げていた。
「目黒さんの“聖人”ぶりには驚かされます。現場スタッフに対してはつねに腰が低く、丁寧です。共演者もスタッフも、みんな目黒さんにメロメロです」と現場スタッフが語るように、誰に対しても親切な対応を見せていた。
しかし、一方で、《ニュース見てると目黒蓮関連のニュースばかり!話題の人すぎる! 働きすぎでは!?体とか心配だよね》といった、彼を心配する声がインターネット上ではあがっていた。
心配を寄せているのは、ファンだけではない。同じSnow Manのメンバー、ラウール(19)が「ザテレビジョン」2022年12月号の連載で、目黒にこうエールを送っていたのだ。
《今、極限まで頑張るところは尊敬するけど、体だけには気をつけて欲しいよね。それは心から!》
2022年、周囲から心配された「超多忙芸能人」は目黒だけではない。元乃木坂46の生田絵梨花もその一人だ。
5月下旬、本誌は神奈川県でロケ撮影に臨んでいた生田を目撃していた。
『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)の撮影だったが、3時間に及んだという。じつはこのころ、ミュージカル『四月は君の嘘』に出演した日の夜に、乃木坂46の10周年ライブに駆けつけるなど、超多忙な毎日をこなしていた。
さらに6月に入ると、第26回参議院選挙の啓発イメージキャラクターに選ばれたのに加え、沖縄・与那国島でおこなわれた映画『Dr.コトー診療所』のロケにも参加していた。本誌はそのロケに臨む生田の姿も目撃していたが、このときもまた、前日まで舞台に出演していた愛知県から与那国島に乗り込んでいたのだ。
こうしたスケジュールに対して、ファンからは体調を心配すると同時に《やっぱり鉄人》という声があふれていた。
「乃木坂46時代に3度、帝国劇場でのミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演していますが、2021年は日程がかぶっていたグループの全国ツアーと並行して、出演していました。
その結果、東京でミュージカル、大阪で全国ツアー、宮城で全国ツアー、東京に戻りミュージカル……という驚愕のスケジュールを彼女は休むことなく完走しました。こういったアイドル時代の逸話ゆえ、ファンから『鉄人』と呼ばれるようになったのです」
忙しさを極めた芸能人には、とても「鉄人」とは思えない者たちもいた。『M-1グランプリ2021』(テレビ朝日系)で優勝したお笑いコンビ「錦鯉」の長谷川雅紀と渡辺隆だ。
51歳の長谷川と、44歳の渡辺という“高齢コンビ”のため、優勝直後から「2022年の1年間を乗り切れるのか?」と心配する声が続出した。
12月18日にウエストランドが『M-1グランプリ2022』を制するまで、“M-1王者”として、多くのテレビ番組に出演していた。
『M-1グランプリ2020』の決勝戦に進出するまで、まったくと言っていいほど“売れない芸人”だった錦鯉。本誌は2020年8月、家賃5万円の「1K」アパートでの、長谷川の暮らしぶりに密着していた。
1Kアパートでカップラーメンをすすっていた2人。対談のなかで、当時の年収について、長谷川はこう話していた。
「去年(2019年)の年収が32万円で、月平均2万7000円。今年(2020年)1月が月収3万円、2月は4万円と」
2022年10月に生放送された、TBS系のお笑い特番『お笑いの日2022』で、錦鯉の2人は月収をカミングアウトしたが、長谷川は「先月の給料1200万円」、渡辺は「先月の給料1000万円」と、驚愕の数字を明かしていた。
どの芸能人も“売れる”ことは喜ばしいことだが、自分の体は大切に――。
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