俳優の山田孝之が、11月13日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)に出演し、自身の家族について語った。
映画やドラマで活躍するだけでなく、テレビ東京系の深夜番組『山田孝之の東京都北区赤羽』や『山田孝之のカンヌ映画祭』で、「ドキュメンタリードラマ」という新たなジャンルに挑戦した山田。
グルメ通としても有名で、俳優仲間からは「山ログ」と呼ばれている。さらに、IT企業と共同で動画販売会社を経営するなど、マルチな才能を見せる。番組でも、これから売り出す予定のワイングラスのデザインについても語っていた。
そんな山田の実家は、家族みんながアーティストなのだという。
「姉2人がいるんですけど、30代になって話したときに、長女は女優、次女もミュージシャンと芝居をやっていて、『結局みんな親父の影響だよね』っていう話になりました」
司会の笑福亭鶴瓶から、実家が経営する飲食店について聞かれた山田は、こう振り返った。
「親父は鹿児島にいたときに、蔵を改装した喫茶店をやっていました。壁は全部小説で、骨董品だらけ。すごいかっこよかったんですよ。ターンテーブルがあって、昔のロックとかジャズのレコードとかいっぱい置いてあって。
写真も好きで、暗室を作って自分で現像とかしていて、趣味の人だったんです」
58歳になる山田の父は相当変わった人物のようで……。
「2年ぐらい前にいきなり親父から『来年はストリートライブの旅に出ようと思います』ってメールが来て(笑)。太鼓とギターの写真で、『かっけえなこの人』と思いましたね」
山田の父は、2017年3月24日放送の『山田孝之のカンヌ映画祭』に出演しており、山田との対談でこう語っていた。
「喫茶店やりながら小説書くのが一番いいかなと。子供たちには『将来は作家になって東京に移住だよ』って相当ホラを吹いていたと思う。
書き出してから50過ぎまで30年くらい懲りずにずっと新人賞に応募して。なにかこう、実験的な生き方が好きだった」
そんな父を、山田は微笑みながら「いつまでたっても自由人です」と評した。芸能界の中でも独自のポジションを築いた男は、「実験的に生き方」をする父の遺伝子を、しっかり受け継いでいるようだ。
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