タレントでモデルの益若つばさが、『二軒目どうする?~ツマミのハナシ~』(テレビ東京系)の6月16日放送回に出演し、貧乏時代の思い出を明かした。
MCとゲストが酒を酌み交わしながら、ぶっちゃけ話をする同番組。慣れた様子で、お酒とつまみをオーダーをする益若。
「実家が居酒屋なんですよ、埼玉の。『ビールと泡は7:3で注ぐ』や、『焼酎はグラスの星のところまで入れて』というのを、小3で覚えました。いま思うと、お母さんが居酒屋さんでよかった」
頼んだ料理が届くと、ひと口食べて、話し始めた。
「息子がいるので、ふつうに毎日ご飯を作ってます。これ、コショウはホワイトペッパーかな? 外で食べると『どうやって作ろうかな』って考えちゃいます。
誕生日には、息子がケーキが好きなので、ご飯とケーキも作ります。息子が『ONE PIECE』にはまっているので、ワンピースのケーキを作りました。凝り性なんですよ。『なに目指してんの』って言われる」
母として子育てに精を出す一方で、カリスマモデルでもある益若。読者モデル時代から、いまに至るまで、「着たものがすごく売れる」という経済効果を生み出し続けている。
「身につけたもの、紹介したものが売れるみたいですね。最近では、海外の方から、『100億円も売れたよ』と言われます。
(専属モデルになる前の)『読モ』って、インフルエンサーの初期版だったのかな。でも、わたしには1円も入らないんですよ。ただ『ありがとう』と言われるだけ(笑)」
カリスマがおしゃれに目覚めたのは、ブレイクのきっかけとなった『Popteen』の読者モデルだった、高校生のころ。
「お金ないので、下北沢に行って古着屋さんで探して。高い服は買えないけど、『古着屋さん』ていうとオシャレな感じするって気づいたんですよ。卒業してからも、しばらくはずっと、財布に100円しか入っていないことが続いた(笑)」
益若は、『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)の2016年4月26日放送回でも、読モ時代の貧乏談を披露していた。
「地元から東京へ撮影に通っていたので、交通費を引くと、手元に800円ぐらいしか残らなかったんです。それなのに、50万円のダイエットグッズを買っちゃって(笑)。読モをしながら、生鮮市場とかコンビニでバイトに明け暮れていました。
貧乏な時代があったから、お金を手にしたときでも100円の大事さがわかる。いまは、前の自分があってよかったと思います」
益若が「盛者必衰の理」に収まらないのは、いまも “100円の重み” を忘れないからなのだ。