俳優の溝端淳平が、1月20日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に出演し、自身の大好物について語っていた。
俳優という職業ながら、溝端のオススメは「カレーハウスCoCo壱番屋」のカレーと、「松屋」の朝定食だという。
ちなみに溝端の1番のお気に入りは「豚しゃぶカレー」。温泉卵と、きのこをトッピングし、ルー増量、ご飯少なめ、といったこだわりのオーダーだ。本人によると、トッピングだけでなく食べ方にもこだわりがあるという。
「温泉卵は、半分くらい食べ終わった後に、ちょっと潰してかき混ぜて味を変える。あと、ルーを『べちゃっ』っといっぱい皿に付けたまま残したくない。真ん中から食べて、ご飯を寄せて(食べて)いくんです」
皿の中心のから食べ始め、ご飯の土手を作り、徐々にルーをご飯でふき取るような形で食べ進めていくのだ。
本人は「冷めてちょっと残したルーを、スプーンで舐めるのも悲しいので」と理由を説明。「女性に対しても(この食べ方を)勧めるかもしれないです」と語り、出演者たちからは「面倒くさい」「はい結婚できな~い」とのツッコミが入っていた。
続いて溝端は「松屋」愛を語り始める。
「僕は牛めしよりも、『朝定』で。ソーセージと目玉焼きと、牛皿、豚汁とかを食べるのが好きなんです。しかも、さいたま芸術劇場の近くにある与野店」
「チェーン店であれば、どこでも味は一緒ではないのか」と指摘されるも、溝端はそのこだわりの理由を明かす。
「いや違いますね。まず、めちゃめちゃ日当たりがいいんです。あと、店員さんに主婦の方が多い。だから目玉焼きの焼き方とか絶妙なんですよ。ちょっと『オカンが作ってくれた?』みたいな」
こちらも独自の食べ方があるらしく、「ソーセージは目玉焼きの黄身に付けて食べる」「一度卵に浸した牛肉で、しょうがを乗せたご飯を包む」といった作法を紹介していた。
じつは以前、舞台出演のためにさいたま芸術劇場に通っていた溝端。当時は、演出家の故・蜷川幸雄氏にしごかれ続ける日々だったという。
「蜷川さんに、けちょんけちょんに言われて。『ばか! お前なんか死ね!』『はよやめちまえ!』って。毎日辛かった時期がありました。女役ということもあってトータル7、8キロ痩せたんですよ。さすがに何か食べないとやばいなと思って、稽古の前に松屋に寄って、日当たりのいい場所であったかいご飯を食べていた」
追い詰められた溝端には、心安らぐご飯と日当たりが必要だったのかもしれない。そんな特別な思い入れのある与野店は、彼にとってかけがえのない場所に違いない。