9月7日、ジャニーズ事務所が記者会見で発表した新体制。5日付けで藤島ジュリー景子氏が社長を引責辞任し、新社長に東山紀之が就任。ジュリー氏は代表取締役としてジャニーズ事務所にとどまるが、被害者の補償やタレントの心のケア以外の業務に関わらないとのこと。
さらに、長年、宣伝担当を務めていた副社長の白波瀬傑氏が引責辞任。被害者への具体的な補償内容について、東山は “法を超えた補償” をおこなうとまで語った――。
いっぽうで、ジャニーズ事務所所属タレントのCM打ち切りの動きが活発になっている。CMによって得られる報酬は大きく、大手企業との契約打ち切りとなると、事務所自体の経営基盤も危うくなってくる。
さらに問題になっているのが、タレントたちが次々に事務所を離れていることだ。2016年のSMAP解散以降、事務所の方針や方向性のズレから事務所を退所するタレントは増え続けている。
2022年にはジャニーズアイランドの社長を務めていた滝沢秀明、2023年に入ってからはKing&Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、元V6三宅健、元Kis-My-Ft2北山宏光、9月末にはKing&Prince岸優太が退所する予定だ。今後も、所属タレントの “退所ドミノ” が懸念されているのだが――すでに “内部崩壊” が始まっているのかもしれないと、ある芸能記者が指摘する。
「退所が盛んなのは、タレントだけでなくマネージャーにも及んでいるんです。もともとジャニーズ事務所において、マネージャーの入れ替わりは激しく、常に人手不足で募集をかけているというのは業界では有名な話です。
仕事も、依頼が途切れることはないので、積極的に営業をかける必要もなく、人材が定着しないと聞いています。
今回の性加害問題を受け、『今後の生活を考えたらここにはいられない』と、会見の1カ月ほど前から3人ほどのマネージャーがやめているそうです。なかには優秀なマネージャーもいたのですが、東山社長での新体制を “泥船” と感じた人もいたのでしょう」
この件について、事務所に事実確認をおこなったところ、期日までに返答は得られなかった。
身内からも見捨てられはじめているジャニーズ事務所。今後どのような復活を見せるのか、東山の腕の見せどころだろう。
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