世界一有名な柴犬「かぼす」NFTで画像売ったら4億7000万円!飼い主「殺処分寸前で救われ、特別な使命」
「Twitter」の「青い鳥」が、一時的に柴犬に変わったのをご存じだろうか?
■海外で注目される「尻癖」「柴距離」
「極端なことを言うと、昔の柴犬のすべてが現在のような姿、形をしていたわけではありません。
『石』が交配をし、その子孫が繁殖していったのが、戦後の柴犬の血統。サラブレッドと同じで、現在の柴犬をたどると、この『石』に行き着きます」
「1989年ごろから台湾で柴犬の展覧会が始まり、それから米国、欧州でも開催されるようになり、日保からも必ず審査員を派遣しています。
「日本犬の多くは『〇〇けん』と読むんです。でも、柴犬の場合は特殊な事情があります。
「柴犬だけでなく、日本犬に当てはまることですが、誰とでも仲よくする性格ではありません。柴犬の場合、“柴距離” といいますが、家族のなかでも一定の距離を保ちます。
■世界の「Doge」は殺処分寸前で救われた
「海外のほとんどの人は、かぼちゃんが殺処分寸前で命を救われた犬だったということを知りません。でも、世界中の方から愛される存在になったということは、かぼちゃんには神様が与えた特別な使命があったと考えています」
「里親募集の記事を出した動物保護団体の方が、我が家のすぐ近くにお住まいということがわかり、運命を感じてすぐに連絡を入れたんです」
「ソファでくつろぐかぼちゃんを、夫が遊びに誘っている様子です。かぼちゃんはソファに座ったまま、夫の手を軽くあしらっていました。
「私になりすまして、かぼちゃんのNFTを販売する人たちが現われて、恐怖を感じました。かぼちゃんの写真は誰かのお金儲けのために使われるのではなく、誰かの幸せのために使ってほしいと思い、2021年6月に友人に相談して、チャリティオークションに出品することにしました」
「イラクと南スーダン、そしてベトナムに学校を建設し、現地の方々がとても喜んでくださっていると聞いて、私も嬉しいです。この10年は『びっくり!』の連続。保護犬は家族に幸せを運んできてくれます」
■かぼすちゃん世界進出ヒストリー
●2005年11月2日生まれ(推定)
現在17歳・
●2008年11月
愛護センターに持ち込まれ、殺処分寸前で引き取られる
●2010年2月
ブログに「Doge」のもとになる写真がアップされると、それが米国ネット掲示板やブログサイトで人気を呼び、セリフをつけたり、ほかの画像と合成されて拡散されていく
●2013年12月
仮想通貨「Dogecoin」のアイコンに使用される
●2021年6月
「Doge」のもとになった写真を含めて、計8枚の写真がNFTオークションにかけられ、約4億7000万円で落札される
●2023年4月
「Twitter」のロゴが「青い鳥」から「かぼす」に一時、差し替えられる