2022年上半期も、本誌は多くのスクープを報じてきた。特に反響の大きかったものを再掲しよう。あなたの心に残った “上半期のベストスクープ” はどれだろうか。
7月10日に投開票がおこなわれた第26回参議院議員通常選挙。その出馬を、断念していた人物がいた。2019年7月の第25回参議院議員通常選挙に「NHKから国民を守る党」公認で出馬するも落選した平塚正幸氏だ。
6月16日に投稿した動画で出馬断念を発表した動画内の冒頭では 《家宅捜索は名誉毀損罪の容疑でやられたんですけど、FLASHの件とは関係ない》 と話している。
「FLASHの件」とは、本誌が2022年4月に報じた平塚氏の児童福祉法違反や青少年健全育成条例違反の疑いについてだ。(以下、SmartFLASH 2022年4月22日掲載記事より。年齢は当時ママ)
2020年7月の東京都知事選挙で、テクノカットの男性の顔の横に「コロナは風邪」と書かれていた選挙ポスターを覚えているだろうか。
その候補者の名前は国民主権党党首の平塚正幸氏(40)。渋谷で毎週のように「クラスターフェス」なる抗議活動を行っていた、反ワクチン・反マスク活動における有名人の一人だ。
都知事選では得票率0.15パーセントと振るわなかったものの、平塚氏は今でもYouTubeなどを中心に反ワクチン・反マスク活動を続けている。2020年12月23日には日本医師会館の敷地内で抗議活動をおこない、警察の退去要請に従わなかったとして現行犯逮捕された。
また、昨年12月26日には自宅に家宅捜索が入り、自身のツイキャスで「皆さん信じてください。私は何も悪いことはしていません。必ず全ての真実をお話します」と発言していた。
ところが、ある国会関係者は、昨年末の家宅捜索について驚くべき理由を明かす。
「平塚氏は、昨年ガサ入れされた数日前に子どもが産まれたことを自身のSNSで報告しているのですが、じつはその平塚氏の赤ちゃんを出産したのは、当時中学生の女性なんです。どうやら平塚氏は、児童福祉法違反や青少年健全育成条例違反に問われているとみられています」
にわかには信じがたい話だが、前出の関係者は二人の出会いについてこう話す。
「2020年9月、国民主権党は葛飾区堀切水辺公園で花火大会を開きました。その大会には支持者ら約40人が参加し、中学生や幼児らも来ていました。そのなかに、とある元地方議員のA氏の妻が中学生の娘を連れてきていたんです。A氏の妻は熱心な国民主権党の支持者で、いろいろな活動に参加していた。平塚氏はそこで中学生と知り合ったと聞いています」
平塚氏と中学生はほどなく交際を始めたとみられ、数カ月後には妊娠が発覚することになった。
「元地方議員であるA氏は、当然のことながら、平塚氏に激怒したようです」(同前)
はたしてA氏は平塚氏に対してどう思っているのか。取材を申し込むと、A氏に代わって代理人弁護士が対応。平塚氏がA氏の娘を妊娠・出産させたことについては認めたうえで、「現在訴訟なども含めて法的手段を検討しているところで、現時点で詳しくお話することはできません」とだけ回答した。
平塚氏自身は、この行為についてどう考えているのか。4月下旬、国民主権党の事務所に電話をかけると、平塚氏本人が応じた。
ーーA氏をご存知ですか?
「相手側の弁護士を通じて話が来ているので、こちら側からは何もお話しできません。警察の捜査には協力しますが、週刊誌の取材には応じられません。A氏の周辺が、私に対してあることないことを言ってきているので、私も弁護士を立てて応じようと思っています」
ーーA氏のお子さんを妊娠・出産させたと伺っているのですが。
「父親が誰なのかわからないので…まだ赤ちゃんにも会わせてもらっていませんし…」
ーー女性が18歳になったら結婚するなど、なんらかの責任をとられるおつもりは?
「今は何も言えないのですが、やましいことはありませんよ」
SNSで出産を報告しておきながら父親が誰なのかわからないとは、かなり苦しい言い草だが、いずれにしても、マスクを外すだけではなく羽目まで外しすぎてしまった代償は大きなものになりそうだ。
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