タレントの城咲仁が、8月1日放送の『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)に出演した。
新宿のホストクラブで一時代を築いた城咲は、番組で「21歳でデビューして、2カ月でNo.1をとって5年間No.1」と発言。かつて在籍した新宿歌舞伎町のホストクラブの前に立つと「懐かしいねえ」と思わず漏らす。
密着スタッフから「どんな時代だったのか?」と聞かれ、「呼吸してるだけでお金が入ってくる。お店で席に座れば、一杯飲めばお金につながる。不思議だったなあ。何やってたんだろうな」と振り返る。
続いて当時の給料を質問されると「現金で1億円以上の手取りがあった」と応じ、所有していた車について「ベンツのSL。すごい人気で手に入らないときに、キャッシュ1600万円を持っていって『現金を置いていくから先に順番回してくれ』とか。そういうことがまかり通った」と語った。
ホスト時代からテレビで取り上げられることもしばしばだった彼の知名度はうなぎ上りで、「大きい宣伝看板が街中いろんなところにあって。一番大きく張り出されたのは、(新宿駅)東口の看板。昔、映画の看板が一時撤退した半年間だけ映画と同じサイズで俺(の写真)だった」という。
26歳でホストを引退し、芸能界デビューした城咲。一時はレギュラー7本を抱えるほどの売れっ子だったが、いまではテレビでその姿を見かけることはほとんどない。わずか3年ほどで売れなくなった理由を城咲はこう明かす。
「武器がなくなるというか、ネタがなくなるんですよね。ホストの6年間の話とか学生時代モテた話なんてそんなに量がないので。
話題がなくなったら、メインの扱いがひな壇の2段目3段目にいく。(こうなってくると)必然的に仕事はないです。ホストで言うところの、『しゃべれない・飲めない・格好よくない』状態。何にもない」
現在は、スペイン料理レストランで統括マネージャーとして働きながら、深夜の通販番組にも出演している。芸能界で再び活躍できるよう、目の前の仕事と真剣に向き合う日々だ。