霜降り明星、レギュラー番組2本が打ち切りも…“オワコン化”したのは「第7世代」ではなく「テレビ」
「『霜降りミキXIT』と『オトラクション』(いずれもTBS系)の2つが打ち切りとなりました。『オトラクション』は当初は、出演者が音や声をテーマとしたアトラクションに挑戦するという特番でした。専用のセットが必要になるので、美術代だけで4000万円弱がかかりました。さすがに単発で終わらせるわけにはいかず、西川貴教と組んでレギュラー化しましたが、低視聴率が続きわずか1年での打ち切りです。『霜降りミキXIT』も、共演がミキにEXITと、まさに第7世代のスターが集結したドリーム番組でしたが、思うように数字が伸びませんでした」(テレビ局関係者)
「今回の打ち切りが霜降り明星のせいかといわれると、そうでもありません。粗品は数々の先輩芸人が認めるツッコミの力とMC技術を持っており、せいやも芸達者でアドリブに強い。ただ、そもそもテレビの視聴者層が高齢化していることもあり、今のメイン視聴者にとって、霜降り明星は“若すぎる”のかもしれません。
「『オトラクション』の後番組は『サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』です。これまでは何かにつけ『お笑いBIG3』といわれる、ビートたけし、タモリ、明石家さんまのMC番組が制作されてきましたが、コロナ禍における制作費削減の影響で、高額なギャラを支払うことが難しくなってきました。そこで、比較的安価で、なおかつテレビ黄金期から知名度があり、視聴者ウケのいい中堅芸人のMC起用が多くなっています。たとえば有吉弘行は『人気が出てもギャラは上げないので、費用対効果が高い』と制作側にも重宝されています。それより若いと、千鳥や、かまいたちなどでしょうか。しかし、彼らもアラフォーですからね。テレビの視聴者も出演者も、高齢化が進んでいるというわけです」(前出・芸能ジャーナリスト)