4月2日、久方ぶりに公の場に姿を現した「ミスター」こと長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(83)。ミスター最大のタブーといわれるのは、長女・Yさん(51)だ。
長男・一茂(53)より1歳年下のYさんが、今どこで何をしているかはまったく知られておらず、確かな消息が伝えられたことはない。
2007年に亜希子夫人が亡くなり、次女・三奈(50)がオフィスエヌの社長に就任すると、Yさんも役員に就任したが、2010年にはなぜか解任されている。
またカーレーサーだった次男・正興さん(48)も、現在は表舞台に出てくることはない。
散り散りになった長嶋家を物語る、もうひとつの場所がある。千葉県佐倉市。最寄り駅から10分ほど歩くと、街道沿いに立つ広大な敷地の一戸建てが目に入る。ここがミスターの生家だ。
「両親が亡くなった後、ミスターのお兄さんにあたるご長男が、一人暮らしをしていましたが、数年前に亡くなりました。現在は、親族の方が所有しています」(近隣住民)
本誌はこの親族の男性に、話を聞いた。
「東京の長嶋家の人が、佐倉の家に足を運ぶことはありません。やり取りもないし、長嶋さんが住んでいた当時のことは、誰も知らないんです」
国民的スター・長嶋茂雄を嫌いな人はいないとよくいわれる。だが近すぎる人たちは、かえって複雑な思いを抱いているようだ。
(週刊FLASH 2019年4月9日号)