パワーショルダー、ミニドレス、オーバーサイズのジャケット、ピンヒール……。ブリジット・マクロンは公衆の前に現れる度にフランスのシックなレジェンドを書き換え、少しずつ新しいファッションアイコンとしてのイメージを強めている。ファーストレディのワードローブが注目されたニューヨークへの公務の後、「ニューヨーク・タイムズ」紙は、ブリジット・マクロンのパーソナルスタイリストへの聞き込みに成功した。さらにフランス版「エル」が、その男性スタイリストを徹底的に解明!
その正体は、34歳の控えめ男子!
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Mathieu Barthelat Colinさん(@mathieubarthelatcolin)がシェアした投稿 - 2017 4月 29 12:45午後 PDT
ブリジット・マクロンのパーソナルスタイリスでもある34歳の彼の名は、マチュー・バルトラ・コラン。スタイリストになる前は、フレンチブランドの「ザディグ・エ・ヴォルテール」でコミュニケーションサービスとして働いていたそう。彼のインスタグラムアカウントによると、2011年のミス・フランスで、現在は女優やTVホスト、ジャーナリストとして活躍しているローリー・ティルマンにもアドバイスをしていたよう。また、ドキュメンタリーや調査番組を制作する「バングミ(Bangumi)」というフランスの制作会社で、さまざまな番組の衣装を担当。しかし、控えめなマチュー・バルトラ・コランは、決してファーストレディに協力していることを話すことはなかった。
My @laurythilleman styled by me in @jpgaultierofficial with @jpgaultierofficial & @irismittenaeremf at @amfar #laurythilleman #stylist #amfar2017 #jeanpaulgaultier #irismittenaere #missuniverse
Mathieu Barthelat Colinさん(@mathieubarthelatcolin)がシェアした投稿 - 2017 5月 25 12:52午後 PDT
カール・ラガーフェルドも絶賛するブリジット・スタイル
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Mathieu Barthelat Colinさん(@mathieubarthelatcolin)がシェアした投稿 - 2017 3月 4 5:58午前 PST
もしブリジット・マクロンが、ニコラ・ジェスキエールやアレクサンドル・ボーティエのようなクリエイターたちと親しければ、ファーストレディは有名フランスブランドのすべてを着用することになったはず。稀に現れるまだ無名のスタイリストが、同じく無名のブランドのアイテムをコーディネートしてブリジット・マクロンが身に着けるだけで、その無名なブランドが1日にして有名になることもありえる。そのうえ、フランスの有名スタイリストたちはエマニュエル・マクロン夫人への称賛を隠すことは決してない。
数週間前、「パリ・マッチ」誌でカール・ラガーフェルドは、「海外で、ブリジット・マクロンが公の前に立つようになって以来、最も有名なフランス女性は間違いなく彼女だと思う。パリで最も美脚の持ち主と言える」と語っていた。そのくらい、スタイリストのマシューは彼女の美脚を最大限に生かしたスタイリングを披露しているのだ。
>次ページからは、計算されつくしたブリジット・スタイルの秘密を大解剖!
ジャケットは肩パッド命
ブリジットが愛用するテーラードジャケットのほとんどは、鋭角にツンと上がったフォルムの肩パッドが搭載されているパワーショルダー。肩を大きく見せることで、小顔に見せつつ下半身とのメリハリをメイク。さらにウエストをシェイプしたフォルムで、シャープな印象に仕上げているも特徴。年齢を感じさせないジャケットコーデテクは見習いたいところ。
デコルテの肌は見せすぎない
年齢が出やすいネックラインやデコルテを、あえてアピールしないことで若々しさをキープ。襟もとの詰まったトップスやボトルネックを多用しているのもそんな理由から。デコルテが開いたドレスのときも、ロングスカーフで首もとをカバー。そうすることで、自慢のパーツでもある美脚に視線を集中。
スキニーパンツで下半身を細く長く
ブリジットのボトムスといえば、台形フォルムのミニスカートかスキニーパンツ。その2種類に限定しているといっても過言ではないほど、スキニーパンツの着用率が高い。なかでも鉄板なのが、パワーショルダーのハンサムテーラードに、肌にぴったり吸い付くほどタイトなスキニーパンツ。パンツと同色のヒールブーツを合わせるか、足首の肌をチラッと見せてハイヒールを合わせるのがお約束。
photo: GETTY IMAGES translation: ELIE INOUE